私たちは進化の過程で
人間になったワケですが
どんなに進化を遂げても
変わることのない事実があります。
それは
肌のことを考える上で
とても大切なことなのです。
その変わることのない事実とは
海から誕生した
ということ。
これを無視して
肌のことを考えることは
出来ません。
なぜ私たちの肌は弱酸性なのか？
このワケを探ると
海から誕生してきたことに
繋がります。
それは何十億年も前まで遡ります。
むかーし むかし
私たちは藻（モ）として
海に棲んでいました。
藻です藻。
海の生き物だった時を語る上で
ポイントになってくるのが
アルカリ性や酸性という
PH（ペーハー）
という水素イオン濃度が
関係してきます。
現在の海水のpHは
気象庁によりますと
表面の海水中で
約8.1の弱アルカリ性
とされています。
実は地球が誕生した時
酸性の海だったのですが
気の遠くなる長い年月をかけ
地表のカルシウム・鉄
ナトリウムなどを溶かし中和しながら
現在の弱アルカリ性の海へ
変化していきました。
酸性からアルカリ性に変化したのです。
体内の血液や体液のPH値は
7.4前後の弱アルカリ性
で保たれているのですが
これは
藻だった頃の私たちの海は
現在の海のPHよりも低かったので
大昔の海水PH環境を
再現しているのではないか
とも言われています。
ちなみに
胎児の羊水も
PH7.0～8.5の弱アルカリ性
なんですよ。
藻だったころ
皮膚となるものは細胞膜なので
細胞膜がアルカリの海で溶けては
生きていけないので
酸性物質を分泌し
体内を守っていたそうです。
そして
その当時の
細胞膜に当てはまるのが
私たちの皮膚の一番上にある層
角質層
画像：ネットよりお借り
私たちの肌の表面が
PH4.5～6前後の弱酸性
で保たれているのも頷けます。
いくら進化をしても
人間の体や肌は
海との関わりを断つことは
できないのですね。
ちなみに
この弱アルカリ性という海は
言ってみれば
うすーーーーーい石けん水
のようなもの。
肌は弱酸性なのに
石けんはアルカリ性で
それで洗っても安全なの？
とよく言われますが
これはまた明日
お伝えさせて下さいませ(^-^)
それでは、また明日
たるみ・シワ・美肌
GRANBELLE「グランベル」
＠埼玉県ふじみ野
池田恵子
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