日本で使われている
塩のほとんどが「食卓塩」
この食卓塩と自然塩では
こんなに中身が違うんです。
スーパーや飲食店で見かける
こんなパッケージの「食卓塩」
「塩と言えばミネラル！」
って誰でも答えるくらい知られている
マグネシウム・カリウム・カルシウムなどの
これらのミネラルが
ほとんど除去されるほどに
精製された塩が「食卓塩」
ミネラルが除去されたこの塩は
化学的に合成された塩で
そもそも海水から作っていないんです。
どうやら
メキシコからわざわざ輸入した天日塩を
水に溶かして不純物を取り除き
再び煮詰め直し乾燥させ
炭酸マグネシウムを混合させたもの。
コストを抑えるために
効率よく不純物を取り除いた結果
体に必要なミネラルも
見事に取り除かれてしまうんです。
白砂糖と一緒の原理ですね！
その反対に
ミネラルた～っぷりの塩があります。
伝統的な塩の作り方は
いくつかありますが
いちばん原始的な作り方は
藻塩（もしお）焼
作り方を簡単に言ってしまいますと
海藻を使って
濃度の濃い海水をつくり
それを土器で煮詰め結晶化ます。
海藻を使うんですね！
藻塩がベージュ色をしているのは
海藻の成分のひとつであるヨード
カルシウム、カリウム、マグネシウムなど
海藻に溶け込んだミネラルが
豊富に含んでいるからなんですって。
なので、ミネラルた～っぷり！
同じ“塩”として売られていても
中身は全く別物になってしまうのです。
私たちの体は
食事で摂取した塩分濃度が多い時
尿から排泄されるように
自動的にコントロールされています。
体内のナトリウム濃度は
血液やリンパ液などの
細胞外で高くなるのに対し
細胞内ではカリウムが多くなり
ナトリウムの濃度が低くなる仕組み
ナトリウムとカリウムは
それぞれの濃度差を利用して
細胞の内と外を行き来することで
栄養素や老廃物の受け渡しをしているんです。
よく出来ていますね～
なので、ナトリウムとカリウムのバランスがとっても大事。
精製されすぎた食卓塩は
ミネラルもなければ
ガッツーン！と
ナトリウム濃度だけを高めるので
ナトリウムとカリウムの大切なバランスを
崩してしまうんです。
これが体にいいはずがないですもんね。
調味料選びは大切
ってよく言いますが
塩だけでも中身がこんなに違うんですね～
調味料比較シリーズ
知れば知るほど
使う物が限られそうですね笑
それでは、また明日
たるみ・シワ・美肌
GRANBELLE「グランベル」
＠埼玉県ふじみ野
池田恵子
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