ウィルウェイ です。

本日は「北極の海氷」についてご紹介します。

 

北極の海氷とは北極海とその周辺を覆う海氷のこと。北極の海氷は春夏に融解して9月半ばに最も小さくなり、秋冬に増大すると言う定期的な季節サイクルを経ている。北極の夏の氷が覆っているのは、冬の氷が覆う面積の50%である。一部の氷は翌年まで持ち越す。現状、北極海盆の海氷の28%が複数年の氷となっており、これは季節性の氷よりも厚く、広い海域で3-4mの厚さで、尾根の部分は最大20mの厚さがある。この定期的な季節サイクルは、この数十年にかけての北極圏の海氷減少の基調となっている。

 

ウィルウェイ です。
本日は「北極海会議」についてご紹介します。

 

北極海会議とは、2008年5月27日から5月29日にグリーンランドのイルリサットで開催された北極海の主要な問題に関しての会議である。 参加国はアメリカ合衆国、カナダ、デンマーク(グリーンランドを含む)、ノルウェー、ロシア(五十音順)の5ヵ国。

この会議は北極における、環境規制、海の安全、鉱物資源の探査、石油の監視と輸送、等の計画について話し合う非常に重要なものだった[2]。これは5ヵ国の省庁レベルで話し合われ、会議の結論前に『イルリサット宣言』が発表された。

この会議はデンマークの外務大臣 Per Stig Møller と、2007年のグリーンランドの首相ハンス・エノクセンの招待により北極の領土に関する論争の後に開かれた。Møllerは『国際連合が、北極の領海と資源に対する権利をどこの国が持つのか決めるまで、私たちは義務を果たし続けねばならない。もし北極の気候が変化して、それにより更に多くの輸送が可能になるのならば、やるべき事と規則について、我々は意見を一致させねばならない。』『我々は世界中の人々とそれぞれの自国民双方に対して、沿岸の5ヵ国はこの好機と難題について責任を持って取組む、という政治的な共同メッセージを伝える必要がある。』と述べた。

この歴史的な会議の背景には、おそらくイルリサットの溶けつつある氷河があるのではないかといわれている。

各国の省庁を代表する重要な参加者は以下の通りである。

    Gary Lunn(英語版) - 天然資源担当のカナダの大臣
    Per Stig Møller、ハンス・エノクセン - デンマーク代表
    ヨーナス=ガール・ストーレ - ノルウェーの外務大臣
    セルゲイ・ラブロフ - ロシアの外務大臣
    ジョン・ネグロポンテ - アメリカ合衆国の国務副長官

ウィルウェイ です。

本日は「放射強制力」についてご説明いたします。

 

放射強制力とは、気候学における用語で、地球に出入りするエネルギーが地球の気候に対して持つ放射の大きさのこと。正の放射強制力は温暖化、負の放射強制力は寒冷化を起こす。

地球の気候を左右する気候因子のうち、地球の気候システムによるものを除いた、太陽放射や温室効果などを外部因子という。この外部因子にはそれぞれ、光を吸収しやすい、光を反射しやすい、熱を吸収しやすい、熱を放出しやすいなどの性質があり、大気や地面・海洋が蓄える熱量を左右し、気温や海水温に影響を与える。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は1994年の第1次評価報告書で、「対流圏の上端(圏界面)における平均的な正味の放射の変化」を放射強制力と定義し、現在もこの定義が使われている。つまり、気温が一定に保たれている状態(IPCCの予測では1750年)を基準として、地球から宇宙への放射によって地球が持つエネルギーを減らす(気温を下げる)外部因子を負の放射強制力、宇宙から地球への放射によって地球が持つエネルギーを増やす(気温を上げる)外部因子を正の放射強制力という。

IPCC第4次評価報告書によれば、放射強制力は、対流圏での循環バランスが取れた状態を初期状態とし、これに何らかの原因によってずれが生じたとき、成層圏の気温の変化を考慮したうえで、再び対流圏での循環バランスが取れるようになるまでに変わる放射の量として計算される。

例を挙げて言えば、バランスの取れた普通の気候が続いている中で、突然一酸化二窒素の濃度が2倍になったとする。すると、気温が上昇して大気の循環が乱れる(実際にはさらに複雑な変化が起きるが、ここでは単に「大気の循環が乱れる」とする)。この乱れは時間をかけてバランスの取れた気候へとなっていくが、バランスの取れた気候となったとき、対流圏の上端では以前に比べて放射の量が増えている。この増えた量が放射強制力となる。このとき、成層圏の気温の変化を考慮しなかった場合は瞬間的放射強制力と呼び区別される。ちなみに、気温が上昇している段階では地球に入るエネルギーが出るエネルギーを上回っているが、バランスの取れた気候となった時点で両者は均衡する。この過程については温室効果を参照のこと。

研究の進行や気候モデルの発達により、報告書ごとに少なくとも人為起源の放射強制力については、数値の信頼性は高まっているとされている。IPCC第4次評価報告書では、「1750 年以降の人間活動は、世界平均すると温暖化の効果を持ち、その放射強制力は+1.6[+0.6~2.4]Wm-2 であるとの結論の信頼性はかなり高い」とされている。 注:Wm-2はW/m2と同義。