ウィルウェイ です。

本日は「河畔林」についてご紹介します。

 

河畔林とは、河川の周辺に繁茂する森林のことをいう。河辺林(川辺林、かわべりん)とも呼ばれる。小渓流に繁茂する森林は渓畔林として区別される。なお、河畔林と渓畔林を併せて水辺林という。

河川敷は出水時に水没し、そこに生育する立木は水流の妨げになることや、流木化し下流に被害を与えることから、築堤などの整備されている箇所においては、従来は防災上の観点から定期的に伐採されることが基本である。しかし、過度の伐採は水鳥の生育箇所を奪うことになり、また魚つき林としての働きも失われる。 河畔林を構成する樹種としては地域によって異なる場合もあるが、ヤナギ類やハンノキ類、ヤチダモ、ハルニレ、オニグルミ、オヒョウ、カツラなどがある。

 

ウィルウェイ です。

本日は「カシノナガキクイムシ」についてご紹介します。

 

カシノナガキクイムシ(Platypus quercivorus)とは、コウチュウ目・ナガキクイムシ科の昆虫である。広葉樹に被害を与える害虫である。成虫の体長は5mm程度の円筒状であり、大径木の内部に穿孔して棲息する。穿孔された樹木は急速に衰える。夏場でも葉が真っ赤に枯れることから、景観上の問題となることもある。

夏場に被害が目立つようになる。樹木の周囲に、穿孔によって排出された木のくず(フラス)が散乱することも特徴である。樹種はミズナラ、カシ、シイなどが対象となりやすく、しばしば大量発生と衰退を繰り返す。 人里から離れた奥山の旧薪炭林のほか、里山でも伐採されず老齢木となった広葉樹にも被害は見られる。昆虫が病原体を運ぶことが、マツ材線虫病(松くい虫)の被害と共通しているが、両者に関連性は無い。

本種は「養菌性キクイムシ」と呼ばれるグループに属し、幹に掘ったトンネル(孔道)の内壁に繁殖した菌類(酵母)を食べて生活している。体には、マイカンギアと呼ばれる菌類を保持する特殊な器官があって、枯れた木から生きている木へと菌類を運ぶ。本種と強く結びついている菌類としては、カビの仲間であるRaffaelea quercivora(俗に「ナラ菌」と呼ばれる)がよく知られる。

本種による影響の例として、京都市の「五山送り火」で知られる如意ヶ嶽(大文字山)など東山連峰では、2005年から2010年までの6年間に亘り、本種の影響と見られるナラ枯れの被害が拡大している。

対策
対策として、被害木を切り倒して燻蒸する伐倒処理があるが、被害本数が多い場合は現実的ではない。殺菌剤を幹に注入し、カシノナガキクイムシの穿孔を受けても、病原菌を樹木内に蔓延させない方法もあるが、予防効果は高くない。幹をビニールシートで被覆したり、コーティング剤や殺虫剤を塗布して、カシノナガキクイムシの攻撃を回避する方法があり、韓国における同様の被害では、粘着シートの被覆が実施されている。被害が拡大しても、全ての樹木に被害が出るわけではないこと、また、被害木の周囲で天然更新が行われることから、山が丸裸になることはない。このため、なにもせずに放置するという選択肢もある。ただし、貴重な森では、専用に開発されたトラップでカシノナガキクイムシを大量捕獲する方法と、他の防除法を組み合わせた総合的な防除が実施され、御神木のような貴重木が守られているケースもある。春日山原始林では薬剤の樹幹注入と市民団体などによるトラップの設置が行われている。

ウィルウェイ です。

本日は「温帯広葉混交樹林」についてご紹介します。

 

温帯広葉混交樹林は世界自然保護基金の定義する、温帯地域において落葉樹林と常緑樹林の混交林から成る陸域のエコリージョンおよび生物群系である。 北半球では、オーク、ブナ、カエデ、カバノキなどの広葉樹と、マツ、モミ、トウヒなどの針葉樹が自生している。南半球では、ナンキョクブナ科の樹木やユーカリなどの広葉樹とナンヨウスギ科やマキ科などの針葉樹が自生している。

温帯広葉混交樹林は中国大陸中央部、北アメリカ東部に多く見られ、コーサカス、ヒマラヤ山脈周辺、南ヨーロッパ、オーストララシア、南アメリカ南西部、ロシア極東でも見られる。気候は一般的に年間のほとんどに渡って湿度が高い。北半球では、大陸部の温暖湿潤気候の地域の北部にツンドラ地帯の南側に接する形で存在することが多い。 ケッペンの気候区分では通常、湿潤大陸性気候南方地域や温暖湿潤気候、海洋性気候の地域に存在することが多い。