ウィルウェイです。

本日は「混獲」についてご紹介します。

 

混獲とは、漁業の際に、漁獲対象の種とは別の種を意図せずに漁獲してしまう、もしくは同種の間においても、意図していたよりも小さい個体や、幼体を捕獲してしまう状況のこと。混獲は、漁獲量の減少や乱獲につながることもある。混獲が特に多い場合は意図的だとして批判対象となる。

漁業における「混獲」という言葉には少なくとも4つの異なった定義が存在する。

    捕獲後に海には帰さずに売却・利用しているが、その漁の本来の対象魚種ではない場合。
    捕獲した個体の、種、大きさ、あるいは性別が本来の目的と異なるために漁師が廃棄、あるいはリリースしてしまう場合。
    売却・利用されるか廃棄されるかを問わず、本来の対象とは違う魚が漁獲されること。
    漁業の対象ではない、ウミガメや海鳥などの絶滅の危機に瀕した貴重な生物種や、棘皮動物や甲殻類などの商業価値のない無脊椎動物、あるいは海洋哺乳類やサメ類が捕獲されてしまうこと。


 

ウィルウェイです。

本日は「コスモス国際賞」についてご紹介します。

 

コスモス国際賞とは、1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」を記念し、その理念である「自然と人間との共生」の継承、発展を目的に、公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会が創設した国際賞。

概要

1993年より始まり、対象は地球上のすべての生命現象に関し、生命体相互の関係性、統合性の本質を解明しようとする研究や業績で、具体には、自然界における生命のさまざまなありよう、及びそれらと人間との関わり、自然の一員として人間の文化や文明活動に関する研究や業績であって、「自然と人間との共生」という理念の発展に貢献すると認められるもの。1個人または1グループに賞金4000万円を授与する。

    対象とする分野
        自然科学、人文・社会科学などの幅広い分野の研究
        賞の理念に関連する思想、芸術、評論等の業績
    選考の観点
        地球的視点にたったものであること。特定の地域や個別的現象に関するものであっても普遍性があるもの。
        直接的な問題解決型ではなく、長期的な視点を持つもの。
        包括的、統合的なものであること。
    選考

内外の学識経験者からなる「コスモス国際賞委員会」と、そのもとに「コスモス国際賞選考専門委員会」を設け、それらの組織で世界各国からの推薦が審査され、受賞者が決定される。

 

ウィルウェイです。
今回は「公海の世界遺産」についてご紹介します。

公海の世界遺産は、ユネスコと自然遺産の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)が、どこの国にも属さない公海における社会的環境の公共財・環境財としての自然環境や生態系を世界遺産として保護する方策を検討するため立ち上げたプログラムになる。

背景

2003年の持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルクサミット)において2012年までに国際的な海洋保護区(英語版)のネットワーク構築が提唱され、2010年のCOP10(第10回生物多様性条約締約国会議)で採択された愛知ターゲットでは2020年までに地球上全海洋面積の10%を海洋保護区にすることを合意。国連の持続可能な開発のための2030アジェンダによる持続可能な開発目標(SDGs)では、「持続可能な開発のために海洋資源を保全し、持続的に利用する」と定めた。

これをうけIUCNは「Global Marine and Polar Programme(世界海洋・極地プログラム)」を立案し、主催する世界自然保護会議で海洋保護区について検討を開始。国際連合環境計画(UNEP)によると海洋保護区は特定の国の領海・排他的経済水域(EEZ)内と公海部を合わせ、2014年時点ではヨーロッパの面積に相当する3%までは達成したが、その後は思うように進展していない現実がある。

ユネスコでは2009年に施行された世界海洋デーを前に、2008年から「World Heritage Marine Programme(世界遺産海洋プログラム)」を始動して「Marine World Heritage(海の世界遺産)」の登録を推進しており、組織内に政府間海洋学委員会(英語版)を持つこともあり、MAB計画での生物圏保護区(日本語通称:エコパーク)による海洋保護区制定も含め多角的な検討に入ったが、制度的により厳正保護を求める世界遺産での運用が望ましいとの方向性となった。

また、生物多様性条約が制定され自国領海内の深海域における微生物など生物資源の確保は確約されたが、公海深海の権益は確立しておらず、そこへ到達することができる国だけが利益を享受できる格差が生じており(厳密には内陸国にはその機会さえない)、公平を期すための保護が求められ、公海の世界遺産が一役買う可能性を秘めている。