小林麻央さんとうちの母が同じ誕生日だった。
母は肺腺がんを患っている。
ステージⅣで、抗がん剤の治療はもうできず、あとはひたすら痛くなく、苦しくなくするための処置だけ。
今は入院しているので、点滴を繋いだだまま看護師さんがお風呂に入れてくれる。
元気のないときは(病人なんだからそもそも元気ではないのだけど
)
お風呂に入るのも、体を拭くのさえも気がのらない。
お風呂入りたい、と言ったときは嬉しかった。
ここ最近、何を食べたい、何をしたい、何をしてみようという欲求が表れる。
一時期は痛みと苦しさで、息をするのがやっと、寝ているだけで体を持て余すといった様子だった。
病状は、その頃よりも回復しているということはないだろう。
ただ、痛み止や鎮静剤をたくさん入れて抑えているだけ。
一日毎にがんは身体中を確実に蝕んでいくのだ。
それでも、食事をする姿を見れること、どうでもいい世間話ができることが嬉しい。
小林麻央さんの、ブログを更新する気力がとても羨ましい。
ブログに綴られることは、きっと、いくらかはとり繕われているだろう。
それでも、前向きな様子が羨ましい。
母は弱気だ。
病院に行き、がんの最終ステージといわれて落ち込むのはきっと普通だ。
辛い治療を頑張ってきたのに、結局どうにもならなかったときの絶望感は想像をはるかに越えるのだろう。
いつ死んでもいいとか、今死にたいとか口にすることが多い。
聞く方もしんどいのだが、弱音のひとつも吐かなければやっていけない。
だから、ブログの表面的なところを見て羨ましくなってしまう。
闘病中の総ての人が、少しでも納得できる生活を一日でも多く自分らしい生活を送れることを祈っている。
