長年来念願の諏訪湖祭湖上花火大会に行ってきた。
もう71年間も続いている花火大会で、そのうち中止になったのはたった一回だけ。
資金面や警備などその運営の難しさから近年花火大会の中止が相次ぐ中で、
諏訪湖祭の歴史と伝統の重み、そして祭りを支える人々の熱意には脱帽だ。
台風上陸という悪条件の中、雨天決行と知らされ、どのように進行が進んでいくのか緊張が走る。
まだ雨風それほどではないけれどもカッパやレインスーツに身を包んで会場へと向かう人が目立つ。
天候は心配だが、湖畔に近づくにつれて期待感も高まっていく!
濃い灰色の雲が湖上の真上を上社(左)から下社(右)方面に勢いよく流れて行くのがはっきりとわかる。
風もかなり強い。
が、後に聞いた話では、この風のおかげだったのか、
例年は花火自身の煙で視界が開くのに少々時間待ちがあるのだそうだが、
今年は煙がうまい具合に風に流され、花火が澄んではっきり綺麗に見えたのだという。
氷上の御神渡りで知られている諏訪湖だが、夏でも神様の御加護があったのだろう。
悪天候にもめげずに集まった46万人のために神風が降りたのに違いない。
18:00定刻どうりに開宴。諏訪市長の金子ゆかり氏の趣のある挨拶の後。
漆黒の夜空をキャンパスに極彩に輝く大輪の華が次々と描かれる。
光と音の鼓動が途切れる事なく伝わってくる。
躍動感と迫力はしばし日常を忘れさせる。
湖上花火ならではの湖面に映りこむ花火のリフレクションもまた美しい。
前を遮るものが何も無い、桟敷の最前列だったからこそ堪能出来た特別な光景に心底酔いしれた。
夏の代表風物詩、花火は人の気持ちを華やかに高揚させる。
一方で、幼い頃の事や家族、友人との思い出を呼び覚まし懐かしさで胸がいっぱいになる。
湖の壮大さを知ることになる大会ラストイベント、ナイアガラの滝には大きな感嘆の声がもれる。
横に張られた導火線を、火花が滝となり、次々と走るように追いかける。
照らされた観客の顔すべてに優しい笑みが浮かんでいる。
4万発が打ち上げられたけれどあっという間の2時間であった。
それぞれが、それぞれに思いの詰まった時間を過ごしたのであろう。
一年に一度、心の浄化も悪くない。
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