高校生の頃、
課題で自分史というのをやった。
自分の誕生から15歳の高校1年生までの人生を、
まとめて書き起こしていく自分の歴史・自分史。
高校1年の頃、
僕は腐りまくっていた。
地元の中学時代は、
友達もとても多く恵まれ、
良き先生、恩師ともいえる方々にも支えられ、
キラキラと輝く学園ライフを過ごせていた。
それに比べ、
高校生活は本当退屈でくそったれだった。
意味のない強さや格好だけで競い合う同級生、
熱さのない先生達、
環境に文句ばかりの自分。
地元の友達がそれぞれの高校ライフを満喫している姿への嫉妬。
こんなはずじゃなかったてのが口癖で、
感動なんてなかったな。
どこか、
人付き合いも浅くて、
勉強も熱中出来なくて、
結局高校3年に上がる年に自主退学。
理由は単位不足の留年が決定した為、
プライドのかたまりみたいな自分は年下のやつらと一緒に、
こんなところであともう2年もなんてやってられっかって感じで
退学以外考えられなかった。
もちろん、
両親とはもめにもめた。
我が家があんなにダークサイドに堕ちた雰囲気を出すのは、
後にも先にもこの時だけだ。
親父には勘当の言葉を浴びせられ、
母親には泣かれる,
退学届を出しにいく数日前に某通信制の高校に編入が決定して、
頑張れば1年での卒業が出来る!
さらには毎月4回の登校だけ!
なんかその時はそれ以外の時間は受験勉強にあてられるんだって、
簡単にしか考えてなかったな。後々、それがつらいことになったんだけど。
んで退学届を提出しに、
母親と高校へ。
担任の女教師に
「スイマセン。いろいろ考えましたが、退学し通信制の高校へいきます。」
いままでありがとうございましたっと言おうとしたときに、
サッと紙を顔の前に出されて一言、
「ここの空欄も埋めて下さい」
あー、そうか。
俺ここでこの人に引き止めの言葉とか少し期待してたんだ。
アホくさ。
そうか、俺がこの高校でつまらなかったのは他人に求めてばかりだったんだ。
結局、俺が1番つまらなかったんだ。
すいません。
空欄うめます。
軽く会釈をし、
2年間世話になった高校を出た。
帰り道、母親とは何を話したかな。
でもこの頃からだったと思う。
どんな大学の卒業式を迎えてるか妄想しはじめたの。
この時、
自分はあと3年でシドヴィシャスの年齢で、
あと10年でカートコバーンの年齢になるんだと。
おかしなカウントダウンが始まったんだ。
nevermind
今となっちゃ、
おかげ様でカートもシドも全然年齢だけ超えてしまったけどね。
高校生の頃、
はるか遠い昔の話。
