風邪なんて食って寝てりゃそのうち治る。そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。
2月も中旬に差し掛かろうとしたある日のことです。一仕事終えてコーヒーブレイクを楽しんでいたらですね、いつもの掃除のオッチャンが話しかけてきたんですよ。
このオッチャンというのが、口を開けば競馬の話かパチンコの話しかしないもう絵に描いたようなダメ人間でして、負けず劣らずダメ人間なきさぶろう、しんみり話を聞き入っていました。
ただいつもと違っていたのは、オッチャンが大げさにマスクをしてはったんですわ。
この時点であまり良い予感はしなかったものの、「あんまりわしと話しとるとうつっても知らんでぇ」「あー、ダイジョブダイジョブ、ほら馬鹿は風邪ひかないって言うでしょー」「おう、そりゃそうだ」なんて疲れた男たちの心に一服の清涼剤とばかりにハートフルな会話を楽しんで、その日は豆腐買ってルンルン気分で帰宅したわけですよ。
でその日の夜、予感は確信に変わり、早くも確変大フィーバー。何がダイジョブだよ、Die Jobじゃねぇか、とかくだらん事考えて気を紛らわしながら、悪寒に耐えつつその日は床に就いたんです。
そこからはもう数日意識が朦朧としていてよく覚えてないのですが、もう見るに堪えない、語るに忍びないひどい目にあった。
きさぶろうは体が丈夫なだけが取り柄のデクノボーなんでここ数年体温なんて測った記憶がないんですが、なんか39.2とか見たことない数字が躍ってやがる。
39.2度レベルの熱っていうのがどういうものか、遭遇したことの方に説明しましょう。
昔さくらももこのコジコジという漫画があってそれにやかん君という頭部がやかんで出来ている特異体質のの登場人物がいたのですが、そのやかん君が同じクラスのペロちゃんが大好きで、もうどのくらい大好きかと言うとペロちゃんが視界に入っただけで赤面しちゃうくらいに好きなんですね。
視界に入っただけでこのありさまですからペロちゃんに話しかけられたりした日には赤面どころの騒ぎではなく、興奮のあまり頭部が沸騰してしまい挙句の果てになぜかそこからお茶が出てくるというおまけつきで、それを友人の亀吉君と主人公のコジコジがめざとくいただく、というお決まりのパターンが確立していたわけです。
コジコジファンにとっては「またやかん君沸騰した(笑)」「亀吉君超ウケる」という予定調和となっていたのですが、39.2度っていうのはもうそんな状態。いやさっぱりわからんと思うんですが、要は沸騰するくらいヤバイ熱だってことですわ。
亀吉君のことを語りだすと亀大明神様がどうのこうのとあさってどころか異次元に話が飛んで行ってしまいますのでこのくらいにしておきますが、家族の証言によると、熱でうなされてたときに「ニノ、みたらし」などと意味不明なことを口走っていたそうです。
そんなわけでハートフル、インフル、インフル、インフル、インフル、溜まった仕事の処理、溜まった仕事の処理、仕事、仕事、後始末という感じで気が付いたら2月が終わろうとしてます。不毛すぎる。
久々に出勤したら「体調管理も社会人としての~」というお決まりの説教をくらい、女子社員からはバイ菌の如く扱われ、オッチャンからは「最近の若いモンは軟弱でなっとらん」などとドヤ顔で言われ、、、って何でアンタはピンピンしてんの?
まあ女子社員からバイ菌扱いされるのがインフルのせいなのかどうなのかはわかりませんが、空調の風上で深呼吸して体内で養殖したウイルスをばら撒いてやりました。
そんなこんなでご無沙汰しておりましたが、今日から復帰しようと思いますのでよろしくお願いいたします。なんか読者申請とか一杯たまってましてすみません。
それにしても、きさぶろう以外みなさんピンピンしてるのはなぜだろう・・・