WILL's blog -5ページ目

WILL's blog

自分自身と向き合うためのブログ。


俺には生まれつき陰茎が無い。


脳、容姿、戸籍が男であっても、陰茎が無ければ女。その逆で、女であっても陰茎があれば男。

というのが世間の見方。

以前にも書いたことがあるが、それはGID関連のニュースへの世間の反応を見ていると嫌なぐらい伝わってくる。



例えば極端な話だが、

どんなにマッチョで髭坊主の強面で男にしか見えない人でも、陰茎が無ければ女。

どんなに綺麗で100人中100人に聞いても女にしか見えない人でも、陰茎があれば男。

陰茎の有無を知った瞬間、「所詮女」「所詮男」と言われてしまうのだ。

それが現実だ。

だからといって手術によってその問題を解消してもああだこうだと言われてしまう。何なんだ一体。


世の中には生まれつき、もしくは事故で腕、足、指、目、耳、鼻などを失った人や動物がいる。

そして、生まれつきそれらが多かったり少なかったりする人や動物もいるのだ。



そんな人を見て、「あいつは人間じゃない」などと言うのか?そんな猫を見て、猫じゃないと言う?そんな犬を見て、犬じゃないと言うのか?


尾びれを失ったイルカが、義肢の尾びれバージョンを手に入れそれを使って泳げるようになるまでのドキュメント番組を見たことがある。
そのイルカを見て、イルカじゃないと言うのか?


彼らは化け物なのか?宇宙人なのか?

そんなこときっと言わないだろう。

人であり、猫であり、犬であり、イルカなのだ。




なのに何故俺たちは、陰茎があるから男だ、無いから女だなどと言われなくてはならないのだろうか。

そして「無い」自分に腹が立ったり、惨めになったり、悲しくなったり、悔しくなったりする。

それから最後にはいつもこう思う。

「そんなくだらないことを言うくだらない世間なんかに俺は負けない」と。 それでも、苦しいものは苦しい。つらいものはつらい。


 

考えてみてほしい。

もし自分に生まれつき陰茎が無かったら、もし病気や事故で突然それを失ってしまったら。

そしてそれを理由に「お前は男じゃない」「女だ」などと言われたらどういう気持ちになるか。

逆も同じだ。

もし自分に生まれつき陰茎がついていたら。

腫瘍のように、陰部に突然そのようなモノが出来てしまったとしたら。

それを理由に気持ち悪いだとか女じゃないだとか言われたら。

どういう気持ちになりますか?




それでも、同じ事が言えるのだろうか。

どうすれは、伝わるのだろう。