バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOが7日に

FTTをすべて売却すると発言してから、バイナンスとFTXに関する

憶測がネット上で広まっている。He氏の発言はそうした状況を踏まえたものだ。

 

バイナンスのCZ氏と、FTXのサム・バンクマン=フリードCEOの間では

以前からツイッター上などで意見の対立が見られていた。

 

7月には、CZ氏が

 

「財政破綻に陥った3AC(Three Arrow Capital)やVoyagerに対するFTXの方針は矛盾している」と発言。

 

一方でサム氏はバイナンスが取引手数料無料キャンペーンを打ち出した際に

「取引手数料をゼロにすると出来高の水増しが行われる傾向がある」と指摘している。

 

CZ氏も、売却発言から一夜明けた8日

改めてFTT売却を明かしたのは「透明性確保のためだった」と強調した。

 

「805億円(5億8,000万ドル)相当のFTTがバイナンスに

入金されていることについて質問を受けたため

FTTのポジションを閉じようとしていることを明確にした」と説明している。

 

外出している最中に「5分で書いたスレッド」で

大きな議論を巻き起こすことは予期していなかったと続ける。

 

また、CZ氏が今回のことを仕組んだという「陰謀論」についても否定した。

CZ氏は、次のようにツイートを締めくくっている。

 

ネット上のミームやメディア、一部の人々は

今回の件を「戦い」だと脚色しようとした。

 

がっかりさせて申し訳ないが、私のエネルギーは「戦い」ではなく構築(ビルド)に費やす。

今日、私はビジネスとコミュニティのために一日を過ごした。

 

CZ氏がFTTを手放すことを明確にする以前の2日

アラメダリサーチのバランシート内容をリークする記事が報じられていた。

アラメダリサーチは、仮想通貨取引所FTXの姉妹企業な事は有名なお話、

 

記事は、2022年6月末時点で、アラメダリサーチの資産のうち

姉妹会社FTXが発行したFTTの占める割合が大きかったことを報じていた。

 

資産の多くの部分が、姉妹会社が発行・管理するトークンであることから

業界に懸念の声が広がり、FTXからの出金が相次いだが

これに対して、アラメダリサーチのキャロライン・エリソンCEOは

リークされた資産はバランスシートの一部で

同社は他にも資産を保有していると反論している。

 

FTXのサム氏も7日

 

「ある競合他社は間違ったうわさを信じようとしているが、FTXは健全な状態だ」

 

と説明していました。

 

FTXは「顧客の保有資産を全てカバーするのに十分な資金を持っている」

「すべての出金を処理しており、今後もそうする」

「監査を受けており約1,460億円(10億ドル)以上の余剰資金がある」と強調していた。

 

現時点でFTTは20ドル台か15ドル台へと下落

バイナンスCEO、CZ氏は「段階的に数か月掛けてFTTを処分する」と言っていたので

底打ち価格は5ドル台を視野に入れた上で上昇曲面を迎えたとしても

10ドル台への価格回復はカナリの時間を用すると思われます。

 

取引所トークンはバイナンスBNBを筆頭に

多くの取引所が保有枚数に見合うキャンペーンを打ち出し認知されて来ました。

 

ただ後出しで出てくる模倣通貨は

仮に性能や機能が良くても市場の価値に中々反映されにくい。

 

価格が大きく動いても上昇相場は目安1ヵ月程度で力を失い

長い時間を掛けて下落トレンドを形成、それ以降は下落トレンド以上の

長いレンジ期間を過ごす事は珍しくなくその後のもう一段↓を掘ったところが

本当の底打ちとなる事が各アルトの値動きの特徴です。

 

まとめると1ヵ月程度の上昇曲面後は

2~3年の下落トレンドを形成、レンジ期間の値動きになるので

デイトレーダーにとっては損利の関係で値動きは取りやすい相場になる。

 

仮想通貨に限らずあらゆる投資商品では

握り続けていれば利益が出る時代は数年前に終わりを迎えているので

このFTXの事件も同様、正しい相場感を身につけなければいけない

時代の幕開けと言っても良い状況になってきてるのかもしれません。