2008年7月28日(水曜日) 初教習
この日は、教習を円滑に進めるための有給(とっちゃった)
◆9:30~10:20
◆10:40~11:30
2時間乗ります
初めてバイクに触れるんです
テンションがやばいです
興奮しすぎて、受付の小西真奈美風のお姉さんの話しを全然きいていなかったため
何をすればいいのかわからず、この日も一時限はやめに教習所に到着しました
朝8:00のバスに乗って
真夏だから 昼下がりだから クーラーの効いた
教習所着いたら、まず長袖長ズボンに着替えんといけん
初教習やけん落ち着かん
うろうろしてただけの一時間
焦燥感に耐え切れず
わたし「あの、今日から自動二輪(あくまでもバイクとは言わない)の教習なんですが
そのままバイク専用ルームへ行っても良いですか?」
小西真奈美「はい!そのままでオッケイです」
たしか、スケジュール組まれているプランなので、受付要らない
バイク専用ルーム、とても綺麗
まわりの人に聞きながら、胸・肘・膝にプロテクターを装着
とっても暑い
教官をまつ、どきどきした
体育教師のような体幹の良い教官がやってきた
説明をうけ、バイクの後ろにのっかって、車庫へ向かう
この時点で、真夏に長袖長ズボン、全身プロテクター、フルフェイスヘルメットだから
とんでもなく暑い。特に、ヘルメットの中身。
教官「まず、バイクを押して、ついてきてください。」
まって、初バイク取り回し
わたし「暑い!でかい!思い!ありえんくらい」
そうして、ようやくコースまでバイクを押して到着したところ
次は、8の字取り回し
260kgのバイクを押して歩きながら、8の字状に歩くという試練
わたしこれ予習してきましたよ
腕だけだと疲れるので、腰あたりに少しだけバイクを寄りかからせる
バランスを崩しそうになると、逆にハンドルを切る
CB400SF・・・・なんて大きなバイクなんやろ
ってのはもう知っとる バランスをとらんと
曲がるとき必死ばい 無駄に力が入っちゃう
でも、これからきっと、バイクと仲良くなっちゃうよ
今思えば、すごく有り難い練習だった
きっとこの先、マシントラブルで、動かないバイクを押して歩くこともあるかも
わたしは、このバイクに触れて、重みを記憶し、身体全体で感じ取り
早く慣れたい、これ非力な人、女子には大事
やっと8の字押し歩きが終わり、スタンドを立てる
正直、力を使い切ったほど、へとへとだった
とそこで教官
「はい!じゃあ、バイクを倒してみてくださーい」
来た・・
ドシャーン
教官「はい!バイクを起こしてみてくださーい」
脚力で 地面を、軸に
向こう側に押して、押して、押すだけ
実は地面に押し付けるだけで、バイクって立ち上がるとね
相当な意地を見せた気がするばい
あと、ガソリン満タンやろ?前回より数キロ重い!
バイクは起きた
次にセンタースタンド掛け
なんだろう、三回目となると、普通にできたわ
さらに
センタースタンドを、はらう という試練
これは怖いですよ 一気に自力で立てない状態に
勢いで持ってくのですから
乗りだしたら一日何回もやるんだけどさ
ハンドルを持って、一旦後ろへ引いてから
勢いをつけて前へ押す
スタンドが外れたあとは、バランスをとる
前に行かないように、ブレーキを握る
OK
教官「はい!じゃあ、乗車してみましょう!」
わたし「わーーーーーーーーーーーーーい!!」
とはいっても、エンジンまだかけずにバイクの特性をきく
ステップに乗せる足の位置、姿勢、クラッチやブレーキに掛ける指の話
またがったはいいが、両足のつま先がちょこんとつく程度・・・
バランスをとりながら!正直足はプルプル震えています
あらためてでかさを感じたばい
タンクも大きいなあ
そんな流れで、またがりながら(プルプルしています)
エンジンの掛け方、ステップに足を乗せ換える時の後方確認
ニュートラルの入れ方(左足のギアチェンジ)、キルスイッチ
エンストの体験
毎日やれば自然にできるんやろうな
一瞬で覚えるのは難しいばってん
そもそも、倒さずにまたがることからして
超絶難しいんです またがったって、倒さないようにつま先で必死に
ほんと、バイクにのるって神聖な行為だったんだわ
片手をハンドルから外すのすらビビる
ミラーの調整をしないと
クラッチを握って、右足ブレーキ踏んで、
カギを右に回し、手元のスタータースイッチで始動
ドドドドドドドド・・・・・・
ぎゃあああああああ!エンジンかかった!
なんつう鼓動!全身に響き渡る!
感動の連続!!!!!!!!!!
ああ、エンジン熱も熱い!
でも、良い匂い・・良い匂いするバイクって
教官「では一速に入れてみましょう!」
わたし「(うん、1速にね、いれたい、しかし)片足外すの、怖い」
ものすごくスロウなブギーでギアーをチェンジ
1速に入った車体は、ガクンと下に下がる感覚、
いかにも走り出しそうな、獲物を見っけたライオンのような感覚に
いちいち感動しとる
クラッチレバーを握る手と、ブレーキを握る手が悲鳴を上げ始める
ギューっと握っています
離さないと、いけないんだけど・・・・
教官「アクセルは回さないで、クラッチを少しだけ緩めてみようか」
緊張と恐怖と手の握力限界極限に達しそう
ふわぁ~って離す、クラッチを、ふわぁ~って離す・・・
しかし、恐怖のあまり、固くクラッチは握られたままであった
あかん
このままじゃわたし
一生バイクが走り出さない
深呼吸、ふわぁ~
ん?動いとる
キャー!!感動!!!
次に2メートル感覚で、発進と停止を繰り返し(クラッチ解放のみ)
左足をケンケンしながら
左右に傾くとすごい重みをかんじざるをえない
教官「そうそう、うまい、余裕があったら左足を地面からステップに乗せてみて」
両足の行き場を失ったような動きで、左手のクラッチレバーの解放に集中しては
バランスをとりなが
バランスのとり方を完全に忘れている
わたし自転車乗らんけん
ここから、悪夢だったんですよ
発進して数メートル走ろうとするたびに転倒、引き起こし、転倒、引き起こし
転倒して転がっているバイクを見ると心が痛む
痛そうだ、ごめんな
発進直後、何故かバイクは右に曲がっていく
頭の中は、もう恐怖でいっぱい
ブレーキを踏めば右にコケる!コケる!コケまくり!(笑)
そんな中にある自分の恐怖心は、自分でボコボコにしないといけない
コツを掴むまで・・
「転倒の恐怖と、引き起こしの悪夢」
1時間で通算5回バイクと共にひっくり返って1時限目終了!
笑えない
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▲本日2時限目
気温もぐんぐん上昇、フルフェイスヘルメットかぶりっぱ、風にもなれずで暑すぎる
休憩中に教官が、オシボリと首回りヒンヤリ鉢巻きをくれたよ
体中顔中、滝のような汗
水分をがぶ飲み
部活か!
運よく関東地方は梅雨が明けとった
とにかく暑い
しつこいようだが、長袖長ズボン着用義務があり
全身にプロテクターを装着義務があり
共用ヘルメットなのでバンダナ巻くのだけど、上からフルフェイスヘルメット
エンジンが熱い、太陽光が熱い、照り返しの地熱が熱い
そしてわたしのハートも負けじと熱い
また発進と停止の練習の続きを行う
コツを掴めんくて、はかないキモチ
自転車乗れない子のごとく、CB400を支えてもらいながら走っちゃう
もう恥とかプライドとかすでにないよね
暑さで意識朦朧だし、バイクは一人の世界だしね!
とうとうシフトチェンジの指示が出た
これはイメトレしとったんで、できました
左手のクラッチを切って、左足のギアを上にあげていく
なぜだよ
バイクは左に曲がってゆく
上半身の力を抜いて、目線で走る乗り物なんですけど
進行方向にいる、私の転倒の連続で、半ばあきらめ気味の笑顔を浮かべる教官を
見つめながらもバイクと私は左に曲がってゆく。
停止するときなんだけど、左足を地面に着くのね(教習所乗りというやつですな)
右に傾き左に曲がってゆく自分でも意味が分からない
心とバイクが別々
はやく一つになりたいなぁ・・・
そのままコツをつかめず教習が終了
原簿に「左に寄る傾向」と書かれ
教官も「なんでだろうね・・・」って笑ってました
教官が分からないのなら、私もわからないよ
このたった2時間で、全身筋肉痛と関節痛に見舞われましたよ
熱中症気味でもある
そう、この日から、頭痛の日々が始まった
自動二輪免許取得でなるかもしれない筋肉痛の部位をまとめてみました
※あくまでも、私のように、通算8回コケて8回バイクを引き起こした場合
●肩
緊張と取り回し不慣れゆえにハンドルを持つ手が突っ張ったため
●背中上部(背筋)
〃
●背中下部(腰)
バイクを支えながら、つま先で踏ん張らなければならないため
●ふともも
〃
●ひらめ筋
〃
●腕の付け根(二の腕)
稼働の衝撃をここで吸収するため
●腕の先(肘から手首まで)
クラッチレバー握りっぱなし、右手ブレーキ
※CB400は、硬いと思う
●右手薬指
原因不明
●左足親指
シフトチェンジする際に関節痛になる
●首
毎回、謎のあざ、あざだらけになっています
おそらくこの痣は、発進を待っているアイドリング時に
ステップが当たる位置なのですが、毎回濃くなっています・・
さすが、全身全霊でのる生き物(=バイク)ですね!
では、さようなら