例年、終戦の日の815日には東京九段の靖国神社へお参りしていますが、今回は人混みを避けたいということで、埼玉県の大宮に鎮座する埼玉縣護國神社にお参りしてみることにしました。

 

埼玉縣護國神社は、下の地図にあるとおり、JR大宮駅の北東に位置する「大宮公園」の西側に隣接しています。最寄駅は東武野田線の北大宮駅(大宮駅の次の駅)で、そこから徒歩10分足らずです。ところで、大宮公園の中には武蔵国一之宮の氷川神社という超メジャーな神社もあり、埼玉縣護國神社との距離も公園内を徒歩5分ほどですので、氷川神社とあわせてお参りするのがおすすめです。

 

 

氷川神社の境内を白鳥池のほうから出て大宮公園の中を北方向へ500mほど歩きます。すると公園内に突然大きな鳥居が現れます。その横には「埼玉縣護國神社」の社標があります。これが埼玉縣護國神社の一の鳥居です。木々の中に埋もれたように建っている鳥居は、なんとなく神秘的な雰囲気が漂います。

 

明治時代に氷川神社の境内の一部を公園化したのが大宮公園だそうです。埼玉縣護國神社の創建は昭和9年ですから、公園内の散策道を参道として利用したように思われます。一の鳥居をくぐって木々に囲まれた参道を進むと道は大きく左にカーブして、その進に二の鳥居が見えてきます。

 

二の鳥居の手前は車道が横切っており、大宮公園と埼玉縣護國神社の境内とを仕切っているようです。ちなみに、二の鳥居の手前(車道側)は駐車場スペースになっているようで、参拝者の車を数台程度駐車できるようになっていました。

 

二の鳥居の手前には小さな手水舎があり、二の鳥居をくぐるとすぐに拝殿があります。氷川神社と比べるとスケールはかなり小さくなりますが、拝殿の建物は立派な造りのものでした。ここには、鳥羽・伏見の戦い以後の国事に殉じた埼玉県関係の戦没者51180柱が祀られています。

 

拝殿の横には「埼玉県特攻勇士之像」というのがありました。埼玉県出身で特攻に行かれた方も多かったようですね。

 

 

私自身、埼玉県とのご縁は地理的に近いというだけで、今回は人混みを避けたいという理由からお参りに来たため、少々申し訳ない気もしましたが、少しではありますが埼玉県ご出身の英霊のことを思う機会をもてたことは、良かったのではと思います。

 

815日は境内で「みたま祭」が行われるようでした(時間的に私は参席できませんでしたが。)。境内には多数の黄色い提灯が装飾されていました。御朱印は拝殿横の社務所で頂くことができます。

大己貴命をお祀りする「久伊豆神社」という名の神社は、埼玉県の元荒川流域に多数存在するのですが、今回訪れてみたのは埼玉県越谷市越谷に鎮座する久伊豆神社となります。

アクセスは越谷駅から徒歩で

最寄り駅は東武伊勢崎線の越谷駅か、1つ先の北越谷駅となります。直接境内へ行くには北越谷駅から歩くのが近いのですが、この久伊豆神社の見どころのひとつである長い石畳の参道を通ってお参りするのがおすすめです。下の地図のとおり、越谷駅で下車して1.3kmほど歩き、「宮前橋」で元荒川を渡ると、目の前に参道の入り口があります。

 

元荒川ほとりの入口から長い参道へ

参道の入り口に鳥居はなく、その代わりに、入口両側の木に太いしめ縄を架け渡しており、なかなか神秘的な雰囲気が漂っています。その横には「郷社 久伊豆神社」という社標が見えます。ここから石畳の参道が境内まで400mほど続きます。

 

 

両側にはたくさんの木々が植えられており、あたかも森の中を歩いているような感じのする参道です。

三の鳥居は必見

境内に入ると次の見どころである三の鳥居があります。この鳥居は、伊勢神宮より撤下された皇大神宮の内宮板垣南御門の古材を拝領して平成79月に建立されたとのことです。古いものではないようですが、木材の色が綺麗で、風格もある立派な鳥居です。

 

平田篤胤ゆかりの藤の木

ここは江戸時代後期の有名な学者である平田篤胤ともゆかりの深い神社です。平田篤胤の後妻の出身地が越谷だったとか。さきほどの三の鳥居の横にある大きな池のほとりには、平田篤胤が仮寓したとされる「旧跡平田篤胤仮寓跡」があります(立札があるだけですが)。

 

そして、池の手前には大きな藤の木があります。例年5月初旬の開花時期にはこの神社の最大の見どころになる、樹齢200年を超える大きな藤の木。埼玉県の天然記念物にも指定されています。平田篤胤遺愛の樹として門人たちによりここに奉納されたそうです。

 

 

残念ながら私が訪れた時は藤の花は完全に終わっていたのですが、次回は毎年5月に開催される「藤まつり」の頃に来て、見事な藤の花を見てみたいものです。

足を縛られた「足止めの狛犬」

先へ進んで、まずは拝殿で参拝します。拝殿の造りも見事ですね。

 

 

そして、拝殿の両脇を見ると一対の狛犬があるのですが、何やら足に縄のようなものが巻かれています。狛犬好きの私にとっては、あまり見たことが無いものなので非常に興味深かったです。個人的にはここも見どころです。

 

 

「足止めの狛犬」というそうで、家出や悪所通い、多忙な仕事などで家庭を顧みない、家族との絆をしっかり結びなおしたい、という願いを込めて、狛犬の足に麻を結んでいるのだそうです。古くから「足止めの麻」といわれているとのこと。狛犬を縛っているのは初めて見ました。

旧官幣大社 南洋神社鎮座跡地 遥拝殿

さて、そのほか多くの境内社などがあるのですが、中でも注目したいのは本殿の奥に鎮座する「旧官幣大社 南洋神社鎮座跡地 遥拝殿」です。私が今回この神社を訪問した最大の目的は、ここにお参りすることでした。

 

 

現在のパラオ共和国を中心とする南洋群島は、戦前は日本統治下にあって「南洋庁」と呼ばれていました。南洋神社は、南洋群島の中心であるコロール島に官幣大社として創建され、当地に住む日本人入植者や日本兵らの信仰の中心となっていたようです。しかし、敗戦後には日本人住民らの引き揚げとともに廃絶されてしまいました。

 

この南洋神社鎮座跡地遥拝殿は、南洋神社を偲び、南洋群島で戦没した日本軍将兵を慰霊するため、平成16年(2004年)に建立されたものです。建立時の式典には当時のパラオ大統領トミー・レメンゲサウ氏も参列されています。

まとめ

越谷の久伊豆神社は意外に見どころが多かったですね。参道や境内の庭園、そして藤ノ木、どれも素晴らしかったです。平田篤胤との関係なども興味深かったですね。

 

個人的には、戦前の海外日本統治領内にあった神社に興味があります。これら神社が、異国の地で暮らす日本人住民らの心のよりどころになっていたことでしょう。今回、南洋神社鎮座跡地遥拝殿を訪れることで、遠い南洋の地でのご苦労と、その心の支えであった信仰に思いをはせることができた気がしました。
 

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JR大崎駅近くの取引先に行く用事があり、大崎駅で下車。アポイントの時間は10時半、1時間以上時間が余りましたので、近くを散策してみることにしました。Googleマップで付近を検索すると居木神社 という、わりと大きな神社があるようなので、そこに行ってみることにしました。

 

 

居木神社はJR大崎駅から徒歩5分ほどの位置に鎮座しています。創建年代は不詳とのことですが、もとは目黒川に近い別の場所にあったものが、江戸時代初期に目黒川の氾濫を避けるために現在の場所に移動されたそうです。 

 

旧社格では「村社」にあたり、大崎の地を代表する総鎮守とのこと。ちなみに主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)です。日本武尊といえば「白鳥」ですが、今回は境内で猫に出会いました。

 

JR大崎駅からの道順を説明すると、まずJR大崎駅の北改札口から出て左へ「西口」へ向かいます。西口の左側階段を下りて地上に出て、目の前の横断歩道を渡り、正面にある「ニュー大崎店舗街」と書かれた看板のあるビルの中に入ります。ビル内には飲食店などの店舗が並んでいますが、名前とは違ってややレトロな感じのビルです。そのままビルの1階をまっすぐ進み、反対側の出口から外に出ます。 

 

ビルの出口前の道路を右手方向に少し行くと赤い鳥居のある参道入口が見えますので、そこから参道に入ってちょっと進んで行けば、鳥居に続く石段が見えます。それを登ると居木神社に到着です。

 

神社に入ると、私は狛犬の写真を撮るようにしています。こちらの神社の狛犬もなかなか見事な作品です。建立年代は大正12年(1923年)となっていました。約100年ほど前のものですね。

 

 

狛犬撮影に没頭していると、なんとびっくり!狛犬の背後から猫ちゃんが現れました。とても人懐っこくて、すぐにこちらにすり寄って来ました。撫でてあげると喜んでじっとしていました。 首輪などはありませんでしたが、とても綺麗に手入れもされているようでしたので、きっとこの神社で飼われている猫ちゃんなのでしょう。とすると、皆さんも居木神社に行けばこの猫ちゃんに出会える遭遇率は高いかもしれませんね。

 

 

しばし猫ちゃんとのたわむれで癒された後、神社の拝殿でお参りをしました。やはり格式高い神社だけあって、荘厳な雰囲気が漂っていました。お参りの後は、拝殿横にある社務所で、参拝の記念に御朱印もいただきました(こういう時のために常に御朱印帳は携帯しています。)。ここの御朱印は月替わりで違ったデザインのものがあるようですので、それを集めてみるのも面白いかもですね。 

 

境内のあちこちには人気キャラクターの石像が多数置かれていました。時間があればキャラクターの石像を探してみるのも面白そうです。

 

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