「メダルだ~!」
「メダルだ~!」
「メダルだ~!」
今日もテレビが大騒ぎだ。
ニュース番組はオリンピックだらけ、連日、国会で繰り返される安倍晋三や麻生太郎の醜悪な答弁は、国民の目にさらされることはない。
まるでテレビ報道が、国会を黒塗りしているようだ。
そして、国民の目に触れさせたくなものは、どうやら、国会だけじゃないらしい。
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一昨日の2月13日、僕はある競技に注目していた。
男子ショートトラックリレー 5,000m 予選
もちろん、この競技が好きとか、そういうワケではない。マスコミの対応をチェックするためだ。
試合はNHKがリアルタイムで放送、途中まで善戦していた日本チームは、終盤で選手が転倒、予選通過はならなかった。
バツが悪そうにインタビューに答える選手たち、現地の特設スタジオはお通夜状態に…。
… 勝負事なんだから、仕方ネ~じゃん…。
結果よりも、NHKの対処の悪さが際立つイヤな放送だった。
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その夜のニュースは、各局とも高梨選手の銅メダルで大騒ぎ、残りは、今後出場する有力選手のVTRで埋め尽くされた。
その一方で、男子ショートトラックリレーの敗退を、ちゃんと報道したテレビ番組は、僕が知る限り、ひとつもない。
ちょっと思いだしてほしい。
以前のテレビは、予選も含めて、日本人が出る、出ないに関係なく、その日に行われた、すべての結果を報道していたよね。
… いつから、なくなっちゃったんだろう…。
それは映像ナシの速報形式だったけど、オリンピックの全体像がよくわかるし、日本には馴染みのない競技や有力選手のミニ情報があって、それはそれで僕には面白かった。
… それにさ、予選敗退だって、立派な結果だと思わない?
選手たちの家族や学校、競技関係者、地元の人たちなど、多くの人が期待を寄せていたオリンピック出場。
しかし、予選敗退者は、テレビから消されてしまう。
他の競技でも、多くの予選敗退者が、まるで最初から存在しなかったかのように、テレビから消されてしまっているのだろう。
「オリンピックの高揚感に水をさすなよ!」
テレビ画面の向こうから、そんな声が聞こえてきそうだ。
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「ところで、どうしてショートトラックに注目してたの…?」
理由はこれ。
(BBC 2月13日)
平昌冬季五輪で、スピードスケート・ショートトラック男子日本代表の斎藤慧選手(21)にドーピング陽性反応が出たことが、13日明らかになった。(中略)
斎藤選手はまだ五輪の競技に出場していないが、13日に行われる5000メートルリレーに出場する予定だった。
CASは発表文で、斎藤選手が自主的に選手村を出たと明らかにした。詳しい調査が終了するまでの暫定的な措置として、五輪などの競技で資格停止処分を受けるという。
日本人選手が、平昌五輪で初めて、ドーピング検査に引っかかり資格停止処分を受けた、というニュース。
… これ、知ってた??
これも恐らく、テレビでは報道されていない。
僕はテレビが、このニュースをどう報道するかに注目していたけど、まるで財務省の黒塗り文書のように、テレビから消されてしまった。
「日本人は薬物にクリーン」
日本のマスコミは、これフレーズを何回も繰り返してきた。
違反の詳細は分からないが、日本人選手が資格停止処分を受けたのは紛れもない事実、しかし、その都合の悪い事実を、テレビは隠蔽してしまう。
「メダルだ~!」
「メダルだ~!」
「メダルだ~!」
僕にはこの状況が、狂っているとしか思えない。
… これって、戦争の時に似てるよね…。
戦時中、日本のマスコミは連日「勝った、勝った~!」の大騒ぎだった。それは「戦意高揚」という国民洗脳のためだ。
全滅を玉砕に、撤退を転進に、あらゆる不都合な事実を、言葉巧みに言い換えて、国民に真実を知らせなかった。
… 何にも変わってナイじゃん…。
この愚かさは致命的だ。
この国の報道を簡単に信用してはいけない。
そういう時代になってしまった。
<おわり>


