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追憶の骨 (bones)

音楽や映像だけでは残せない、あの時の僕たち。

 

 

こんにちは、ボーンズ88です。

 

youtubeで時折見かける、路上パフォーマンスの動画、みなさんも何度か見たことあるんじゃないでしょうか。

 

僕も時々見ています、音楽ものばっかりだけど。

 

全然知らない外国の街角で、もちろん知らない外国人が、僕が知ってるロックの曲をやっている…、で、そのパフォーマンスが良かったりすると、妙にうれしい気分になります。

 

例えば、こんなやつ。

 

 

ピンク・フロイドの「Wish You Were Here」を歌う、ユダヤ教のラビ(宗教指導者)のおふたり。

 

場所はイスラエルの首都エルサレムの街角のようです。

 

普通に考えたら、僕と彼らの間に、何か接点があるなんて思えません。想像もできませんよね。「壁に向かって祈ったりするひとだよね…」ぐらいしか、僕だって知らないワケです。

 

ところが、ピンク・フロイドっていう共通点があった…。

 

年代からして、当然レコード世代、同じレコード聴いてたのか…、なんて考えると、不思議と親近感がわきます。

 

 

ご存知のように、イスラエルには、今でもアラブ人とユダヤ人の間に軋轢があって、テロや暴力事件が起きています。孤立しているガザ地区の問題も一向に解決しません。

 

エルサレムの街角で、ユダヤ教のラビたちが歌う「Wish You Were Here」、歌詞がね、響くんですよ…。

 

How I wish, how I wish you were here
We're just two lost souls
Swimming in a fish bowl
Year after year
Running over the same old ground
What have we found ?
The same old fears
Wish you were here

 

 どれだけ、あなたに、ここにいて欲しかっただろう。

 

 私たちはまるで、金魚鉢を泳ぎ回る、ふたつの迷える魂。

 

 もう何年も、何年も。

 

 お決まりの場所を駆け抜け、

 

 私たちは何に気がついたのか?

 

 お決まりの恐怖じゃないか

 

 あなたに、ここにいてほしい。

 

 

久しぶりに訳してみたけど、こういう抽象的な英語って、難しいよね。いつも「ground」をなんて訳そうか、考えちゃいます。

 

「シド・バレットの~」的な、定番の話は必要ないんです。

 

ユダヤ教のラビたちが歌う「Wish You Were Here」、You はユダヤ教の神様(ヤハウェ)のように思えてきます。

 

 金魚鉢を泳ぎ回る、ふたつの迷える魂

 

なんて、まさにイスラエルにいるユダヤ人とアラブ人みたいな感じがして、なんとも考えさせられます…。

 

そして「The same old fear」

 

お決まりの/相変わらず/またいつもの 恐怖に気がつくだけ。

 

Wish you were here

 

 

 §§§

 

 

もちろん、ただのフロイド好きのオッサンが、好きにやってるだけかもしれません。でも、こんな想像をすると、また違った形のピンク・フロイドが見えてきます。

 

エルサレムの街角で響く「Wish You Were Here」

 

みなさんは、どう感じましたか?

 

 

<おわり>