小布施に行った時にも書いた鬼無里ですが、今回もほんの少し立ち寄って来ました。
家主はまた温かく僕を迎え入れてくれましたが、夏に調子が悪いと聞いていた奥さんは帰らぬ人となっていました。
奥さんは数年前にガンを患い、必要以上の治療を拒んでいたそうです。
しかし、子供達に「手術をしないと大好きな温泉に入れないから、頼むから手術して」と懇願され一度きり手術をしたそうです。
その後ガンは他に転移したらしいのですが、もう必要以上の治療はせず昨年末大雪の中旅立ったそうです。
そして、亡くなってから家主に届いた手紙。多分誰かが頼まれていて届けたのだと思いますが、そこには偉大なる母を感じる皆への言葉が書き綴られていました。
生前、相談役、みんなの母としてたくさんの人(僕もその一人ですが)の話しを聞いてくれました。
最後まで、病気と真っ正面から戦った姿は尊敬以外に言葉がありません。
家主は最後は病院でなく自宅で亡くなったのが、せめてもの救いであると言ってました。
そして手紙には幸せだったと…
家主が自ら彫った位牌が奥様の人生を物語っていました。
その日の長野は春の暖かさを感じるどころか、スタート時0.4度、多少の降雪と最悪の状態でした。
昨年末からぎっくり腰、気管支炎、風邪などでまともにトレーニングを積んで来ませんでしたが、今出来る事をしようと決めていました。
友人がPBを狙ってると聞いて一緒について行く事にしましたが、自信半分、不安半分。
でも、奥さんが亡くなった日の様に雪降る長野を、僕なりに供養を感じながら走れました。
最後は友人に助けられた感はありますが、びっくりする程の予定通りのタイムでゴールできました。
やはり長野は好きです。
来年も走るかな。
その前にもまた会いに来ますね。