こんにちは!
オーストリアのウィーンにあるティンパニ製造工房で
研修していますPaukenweltです。
これから、ティンパニやウィーンに興味のある皆様に
私の研修生活と工房の様子をお伝えしようと思っています。
どうぞ宜しくお願いします。
早速ですが、ウィーン・ティンパニ工房で製造される
ティンパニについて
少しお話したいと思います。
ここ工房で製造されるティンパニは大きく分けて、
・ ウィーン式
・ バロック式
の2種類があります。
バロック式とウィーン式の主な違いのひとつは、
チューニングに使用するハンドル(ネジ)の数です。
バロック式にはネジが幾つも使われていますが、
ウィーン式ではチューニングのハンドルがひとつです。
ウィーン式の方が新しいタイプで、ハンス・シュネラー
というティンパニ奏者が開発しました。
シュネラー式ティンパニとも呼ばれています。
このタイプだとチューニングの時間が大幅に短縮されます。
日本では一般的にペダル・ティンパニが普及していて、
私も研修はじめの頃は
「ハンドルよりペダルの方がチューニングのスピードが速い」
と思い込んでいたのですが、目の前でこのウィーン式の
チューニングの速さ・正確さを見せられ、大変驚きました。
このシュネラーのウィーン式ティンパニは、
「ウィーン」と名がつくだけあって、
オーストリアでは
ウィーンフィルなどをはじめ、オーストリア放送交響楽団、
ザルツブルクのモーツアルテウム・オーケストラなど、
プロ・アマチュアを問わず全オーケストラで使用されているとのこと。
その理由をプロの演奏家の方に尋ねると、
「足より手のほうが、音程調節が正確にできる」
らしいです。
工房では大型ウィーン式というのもあり、
これはマーラー、ブルックナー、リヒャルド・シュトラウスなど
ロマン派の作品演奏に適しているそうです。
(普通のウィーン式は古典派向き)
まだ準備中なのですが、工房の仮ホームページでは
フォトギャラリーでウィーン式(サロン型)の写真が公開されています。
興味のある方はぜひ、ご覧下さい。
【工房の仮ホームページ】
www.wien-pauken.com
(注: HP右下の日本国旗のJPを押していただければ、
日本語ホームページをご覧いただけます。)
ご意見、ご感想などもお寄せくだされば嬉しいです。