建築物の解体、改修修繕工事を行う場合、施工業者はこの4月から該当工事の石綿含有有無の

事前調査が義務付けられました。

 

これは一定規模のあるいは一定ボリュームの建物について対象となっており、ごく小規模な工事は

除外になります。

 

背景には当然石綿による健康被害は元より産業廃棄物としての処理、また大気汚染等を踏まえた

環境問題についての施策になります。

 

国土交通省でなく環境省主導ということで今回は動いておりますが、今、まさにその資格取得の

講習会が全国各地で行われてます。

 

ただし、受講申し込みが受講予定講習会を大きく上回っており、山形県においてはもうすでに年内での

受講が難しいくらいの倍率になってるようです。

 

こういう法の改正時における移行時には起こりえることではありますが、おそらく想定以上の混乱が

起こってるようです。

追加講習等の動きもあるにはあるようですが、もう少しこの辺りを事前に整備して欲しいと思うのが本音です。

 

会社に一人いればいいという考えなのか、よくわかりませんが後手後手感がどうも顕著に見受けられる現状かと

思います。

 

ここ最近の新規の方とのヒアリングで、

「廣居さんの建物はZEH仕様ですか?」と2連続で言われました。

 

私は

「はい、当然ZEHの基準はクリアしてますよ。サッシは○○、断熱は〇〇、換気は・・・」

と説明します。

 

すると、その時に多くの方はなんか変な納得をされた表情になることが良くあります。

そのあと掘り下げて話していくと段々その方々の考えがどうなのか大体分かります。

 

実は皆さん「ZEH」って大そう凄いものと勘違いされていてその用語が一人歩きしてるんですよね。

一見、聞き覚えがいいというか安心感があるのか分かりませんが、そもそもは

「ちょっとした断熱強化」と「今では当たり前の設備」で「普通に太陽光が上がってるだけ」

のことなんです。(20年前くらいの基準がベースといった方が早いかな??)

 

今はHEAT20という指標のG1、G2、G3といった指標で分けられてます。

その中にも最近は断熱等級の6,7が新設されたように議論はもうすでにその上を歩いてるのに

多くの方が理解されてないんですよね。

 

詳しく説明すると長くなるので時間あるときにまた書きますが、別に「ZEH」というのは

今ではごく普通の当たり前の指標であるということだけご理解いただきたく思います。

 

連続して質問されるとまーだ認知されていないんだな?と思ったところですので記事にしてみました。

ウッドショックに始まり、資材の高騰が止まらないこの業界。

2020年の初頭にコロナウイルスが発生し、停滞した経済状況が少しは緩和するかと思いきや、

今度はプーチン悪代官のわがままでウクライナショックなる状況が起こり始めました。

 

年初には今年の秋口にはウッドショックの出口が見えるだろうとの予測もありましたが、

昨日まで年度末、数社の商社さんや建材メーカーにお会いすると口々にしばらくは値上げと資材不足が止まりませんと

オウム返しのように言われます。

 

ぶっちゃけ記事を書きますが木材の単価って実は2年前と比較して

6万/坪→13万/坪くらい

(例 35坪の住宅 210万円→455万円!!!!)

 

床の下地にある24㎜の合板も

1900円/枚→4000円/枚 弱・・・。倍やねん!!!!

 

板金系も昨秋に1.4倍位。さらにこの4月1日より各大手建材メーカ(リクシル、パナ、三菱・・・)も5%~30%の

部材別値上げですわ・・・。

 

霜降り明星の粗品さんみたいに

「ボケ~」って嘆きたいですわ。

 

本当にこの状況がいつまで続くのか・・・。

国にすがりたくありませんが、このままでは何か対策をしないと業界自体が大小企業関係なしにとんでもない

世界に入り込むような気がしてなりません!。

 

年度は初めから愚痴で申し訳ありませんが、どこも一緒であるので誰かが発信せねばと思い、微力ですが

記事にしてみました。