今から書くことは、
テーマにあるような商法に引っかかった体験を珍しいからと書くわけでなく、
同じく引っかかる人が増えないようにと願い書くわけでもなく、
閲覧数を増やしたくて書くわけでもない。
やりきれない思いを書き連ねたいわけでもない。
記録として残したくなるほど、切ない気持ちになったから書くことにした。
冬の訪れを感じる、寒い雨の日の夜、
仕事終わりに、コンビニに入ろうとすると、
満面の笑みで近づいてくる目鼻立ちの整った可愛らしい女性が。
「アンケートお願いします、30秒で終わります」と。
30秒で終わるなんて到底考え難いが、すぐ終わるなら、
寒い中頑張っているみたいだし答えるか、とアンケート用紙に目を向ける。
そこには、結婚に関わる質問がいくつか記載されている。
加えて、その女性から年齢や独身か否かなども尋ねられた。
全て正直に答え、挙句の果てに疑いなくアンケート用紙記入欄に電話番号を記載してしまう。
(これは今考えても、本当にばかなことをしたと思う)
結局、5分程の雑談をして終了。
女性は何度も、私は初めてこの駅に来たこと、立ち止まって答えてくれた人は今日あなたが初めてであるということを強調して伝えてくる。
その場は終わり、買い物も終えてコンビニを出ると先程の女性がこちらに向かって、
両手を振ってくる。自分は、軽く会釈をして女性とは反対方向へ帰宅。
(初対面にして両手を振るというのは、よほど関係性を読み誤っているか、あるいは敢えてそうした関係性の取り方をしているかと考えた。話した感覚で、おそらく後者と思われた)
帰宅して、21時過ぎに知らない番号から電話が。
おそらく、と思いながら電話に出ると、やはり先程の女性の声がする。
アンケートに答えてくれる人がいなかったので、お礼がしたいのだと。
すると、電話の充電したいから一度切って再度かけると(笑)
(その時は知らなかったが、しっかりと商法手口を進めているよう)
再度電話があり、彼女いるのかとか、仕事は何時までなのかとか、
仕事はどんなことしているのか、など先程会ったばかりとは思えぬフレンドリーさで、
タメ口を入れつつ様々質問をしてくる。
この時点で、お礼が目的ではなく、
そして知らないが何らかの悪徳に近い商法目的であることは、
概ね推測がつき、軽ーく交わしつつ様子を見ることに。
すると、女性は自身の出身は別の地で、現在は出張で来ているだけと。
先程会った場所に普段おらず、かつ出張中の時に出会ったことは、
運命的なものを感じると熱く熱く話している。
自分はというと「そうかもしれませんね~」などと本当に適当な相槌をうつ(笑)
女性は、「決めた!」と。あなたとは運命を感じるから、私の店に明日来てほしいと。
結婚に使うジュエリーを扱う会社に勤めており、マンツーマンで私が対応するから、
ぜひ来てほしいと話す。現在、オフィスで電話しているとのことで、
どんな仕事・目的であれ、夜の21時過ぎにオフィスにいるのは大変だなーと感じた。
そして、場所がオフィスということは、今彼女は仕事モードで電話しているのだと感じた。
いよいよ売買の話が出てきたので、
そういうことなら買う気はないと伝えた。
すると女性は、買わなくて良い、あなたと話したいだけだから、
気に入らなければ3分で店を出てもいい、自動ドアだからすぐ逃げられる、
怪しい者ではないと語る。
疑う疑わないという話は、ただこの場を長引かせるだけなので、本心は伏せ、
怪しんではいないが、購入予定はないから、交渉されても〇〇さん(女性)の貴重な
時間を無駄に使うだけ、もっと可能性ある方を探してはどうか?と提案。
女性は、「でもそれだと、せっかく縁あって出会ったのに、全て終わってしまう」と、
寂し気な声で話し始める。
そこで、買うつもりないから店に行くのは嫌だと伝え、例えばどこかで立ち話程度に
話すのはどうか?と提案。
女性は、業務の都合上店から出られないから、それは出来ないと。
この時、既に50分以上が経過。
閉鎖的な事務所で複数の男性から金を巻き上げられるイメージが脳裏をよぎるが、
どんな脅しにも応じないと覚悟を決め、女性の誘いに乗った形にして翌日夜に店で会うことに。この女性は、会った感じ、話した感じで人間味があり、どこか悪徳商法には馴染みきってない印象を受けていた。自身のその感覚は正しかったか、それとも本当に自分を騙す為に巧妙?に話を進める女性であったのか、心理士として確かめたい気持ちに駆られたというのが正直なところである。自身が拘束などされない限り、女性と会うのは、翌日が最初で最後と決めて会うことに(もしくは、この電話が最後かもとも思った)。
これは、翌日にその女性と再度会って話した、体験談である。
本題は、また後日記載する。
