新年明けましておめでとうございます。本年も健康を保ちそして和やかにお互いに仲良く支え合いながら良い年になることを心より願っています。
10カ月ぶりに「デイサービス保和囲邸」パート職・リタイア寸前の爺が発信させて頂きます。僕は運だけは良い人生だったと思う。今まで能力もないのに運に恵まれ運だけに救われて来た。運よく友人にも恵まれた。そして胃癌大腸癌肺癌前立腺癌の多重癌にも拘わらず抗がん剤治療が上手く行って手術が可能になり術後の生存は既に2年を過ぎ新年を迎えた。これも運に救われた。
ただ、今の苦労は「うん」との付き合いである。下行結腸に一つS字結腸に二つ直腸に一つと大腸には4つの癌があったので上部下行結腸と肛門近くの残った直腸を繋ぐ手術は医師からはかなり難しいものだったと聴いている。手術名は直腸切除・切断術(超低位前方切除術)(経肛門的結腸嚢肛門吻合)と説明して頂いた。縫合部の養生のため小腸に一時的な人工肛門が造られた。
半年後に人工肛門を塞いで肛門の再使用を開始した。既に1年半経過したが、毎食後には必ず30分前後で催し、トレイに行くと1回では終わることなく最低3回は出入りしなければならない。多い時には1日30回も往復する。自分の意志ではコントロールが出来ずに失禁もある。おならとうんちの区別がつかずトイレに行ってもおならだけの時もあり、と言っておならをしてみたら身が出たという笑えない経験もあり数秒を侮れない後遺症が現在も残っている。
術後以来バナナのように固まった運とは縁遠く毎日が下痢である。直腸は上流からの流れをせき止めて貯留し、自分の意志で時間をコントロールする画期的な器官であったことを知る。時間の貯金が出来ることにより人は移動と行動が心配なく出来る。直腸の大半を失ってそれが人の行動を縁の下から支えている極めて重要な器官なのだと解った。
せき止められないということは常にトイレがそばにある室内での仕事に限定せざるを得ない。出勤時は食事を抜いて移動する。大切な人と会うために外出が必要な時は大腸カメラのように絶食すればよいと気付き、お腹を空にすれば移動も外出も可能になる。しかしこれは連荘が効かない。飲食は人のサガであり連荘することが難しい。今年も朝から晩までうんで始まりうんで終わる生活になるだろう。うんうん。云々。運運。運が良いのだ。・・・・幸いリーダーと仲間に暖かく支えてもらっており、上手く付き合いながら利用者と一緒に年を取って行きたいと思う。
