上海にある某日系企業に入社して1年。社長秘書という「響きだけは良い」仕事を1年続けてきて思うことは、果たして私は、この会社で何か能力がアップしたのだろうか?何かスキルアップしたのだろうか?ということ。
正直なところ、スキルも能力もアップしていない。むしろ脳が30%ほど退化した、のが事実である。
入社してPCが上手に使えるようになったとか、入社して外国語能力が伸びたとか、入社して社会人として何らかの成長ができたとか、入社して新しい知識が増えたとか、何かあるだろう!と思い、必死で色々思い出そうとしたけれど、何一つ無いのだ。不思議なことに。強いて言えば、無理矢理こじつけで言えば、中国で働くという所謂「実務経験」を得たことくらいであろうか(それはそれで結構大切だったりするが)
しかし、入社前の面接で私が言った「仕事で重視することは、自分自身が成長できるか否かです」というあのフレーズ。これは、今でも私の仕事に対するポリシーであるが、さすがに脳の退化を実感するような仕事では、続けるだけ無駄というものである。
よって、この際だから労働契約の更新をせず、すっぱり退職することにした。次の職場も決まっているし、スッキリ辞められる。
辞める前に、この1年に身の回りで起きた数々の理不尽な出来事を、ここに綴る。