日本は元々衰退の一途を
辿っていましたが
コロナ禍がそのスピードを
加速させたとも言えます。
そんな現状に対し、一部分だけを
切り取った偏向報道がありました。
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コロナ禍でお金ため込む
1世帯あたり
貯蓄額1880万円、過去最多
総務省が10日発表した2021年の
家計調査報告によると、
2人以上の世帯の平均貯蓄は
前年比5・0%増の1880万円だった。
増加は3年連続で、比較可能な
02年以降で過去最高となった。
コロナ禍で外出が減り、
支出をせずに
お金をため込む傾向がみえる。
総務省統計局によると、
21年は外食やパック旅行などの
支出が減少した。コロナ禍で
消費支出全体が減少する中、
こうした娯楽関係の支出が減り、
預貯金に回ったとみている。
貯蓄額の内訳は、
定期預金が
1・3%増の615万円、
普通預金が
5・0%増の584万円、
生命保険などが横ばいの
357万円、
株式などの有価証券が
22・9%増の295万円。
巣ごもりでの投資ブームが
有価証券の増加に
つながった可能性がありそうだ。
平均の負債額は
0・9%減の567万円。
貯蓄額から負債額を差し引いた
純貯蓄額を世帯主の年齢別にみると、
60~69歳が
2323万円で最も多く、
次いで70歳以上が
2232万円だった。
50歳未満の世帯では
負債額が貯蓄額を上回った。
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まぁ、そうですか・・・
各世帯ともに
「1,800万円」
も貯蓄しているんですねぇ・・・
そんな話聞いた事ないですが・・・
といった記事の内容なんですが
詳細というか実態は上記、
総務省統計局内の
データを見れば一目瞭然です。
簡単に言うと
『 一部だけが資産を持っている 』
しかも
『 資産保有者は高齢者が多い 』
という事です。
これは日本だけでなく、
世界が抱えている問題でもある
ピケティ著「 新資本論 」内の
【 r > g 】
r:資本の平均年間収益率
(不労所得で得られる収益率)
g:経済の成長率
(主に労働で得られる収益率)
がリアルに体現されています。
しかもタチが悪い事に
日本の場合は高齢化が進む且つ
投資に関する教育が
行われず、今に至った為
年配の方々が溜め込んでしまい
そのまま資産(お金💴)が
動かない、という
悪循環に陥ってます。
それに加え、現政権が
あるとあらゆる事に課税しようと
するものだから余計慎重に
ならざるを得ないのかもしれません。
今だけ、自分だけ、金だけ、
その考え方も理解はできます。
情勢不安で手元に残しておきたい。
けれども今後の日本を担っていく
若い世代はどうしたら
良いんでしょうか❓
年金や医療費といった社会保障は
バッチリ控除され、でも還元は無く
働いても給料は全く上がらない、
それどころか下がる可能性も
高くなってきました。
じゃあどうすれば良いのか❓
投資すればいい、それだけです。
別に株や投資信託といった事だけでなく
人や企業に投資すればいい。
勿論投資することでマイナスに
なる事もあるでしょうが、
本当に日本の事を考え
行動しようとする人は
まだまだ多いはずです。
そういった人的投資に対して
もっと目を向けてもらい
コロナ禍で鬱蒼とした
今の閉塞感を吹き飛ばせるよう
老若男女で真剣に考えて
いくべき時代になったと思います。