令和4年第5回
経済財政諮問会議が
4月27日(水曜日)
17時15分~18時00分で
行われました。
各資料に目を通しましたが、
個人的な見解として
『 住んでいる世界が違う 』
と感じました。
例を挙げると、資料1−1にある
・コロナとの闘いの過程で進んだ
内向き志向の打破により
経済のダイナミズムを取り戻すべき
ボトルネック、根本的問題は
「 コロナ 」
である事は間違いありません。
しかし、あくまで起因しただけで
その後の経済や国民の考えが
内向き思考になってしまったのは
誰のせいなのか❓
全く分かって無い。
・活発な海外との往来は、
経済活性化の観点からも必要であり、
2025 年大阪・関西万博も見据え、
その準備という観点からも、
できるだけ早期の正常化を目指すべき
諸外国はコロナ規制も撤廃し
国内外の往来も活性化すると思われます。
その波に日本も乗るべきなのは
十分理解できるんですが、
国内経済が疲弊し、観光や商業だけでなく
精神的・文化的にも衰退のベクトルが
見てとれる今、海外の方々を
迎え入れる状況が日本国内に
整っているんでしょうか❓
私はそうは思いません。
参加されている方々は雲の上から
見ているので、実態を理解していない
というか、するつもりすら無いのだと
感じました。
例えば会議に参画している
「 新浪 剛史 氏 」
現在はサントリーの代表取締役社長
以前はローソンの代表取締役社長でした。
この型は先日、45歳定年に関して発言し
物議を醸しました。
確かに視点は面白いと感じます。
しかし、経営者としては優秀なのかも
しれませんが、普通のサラリーマンが
45歳で定年退職が導入と聞いたら
何て思うか、想像できないんでしょうか。
そうならないような教育制度や
投資の実践も考えているのかも
しれませんが、日本の現状は
到底「 雲の上の人達 」が考えている程
『 出来ている 』一般人は
存在しないと思います。
経済財政諮問会議だけで無く
省庁が発表している資料を読みますが
見た目が立派なだけで
「 実 」を伴った内容はほぼありません。
正直言って、あんな資料作る暇あるなら
1分でも多く現場に行くなり
国民の声を聞くべきです。
会議の参加も一般の学生や主婦、
会社員を交え、よりリアルな声を聞くべきです。
結局は「 やってやった感 」だけ出して
自己満足で終わっているに留まってます。
そんな事を何十年も続けていれば
日本は停滞し、衰退して当たり前です。
ネガティブになっているわけではありませんが
どこを見ても聞いても、期待は出来ないし
頼りにならないなと改めて感じました。