【 おんせん県おおいた農業法人等合同就職相談会 】が
行われると県のHPに記載されていました。
どのような内容が話し合われるのか興味があったので
申し込み、冒頭部分を聞いてみました。
先に参加されていた企業の皆様のプレゼン資料を添付します。
① ■ 株式会社 安心院オーガニックファーム
② ■ウーマンメイク株式会社
③ ■株式会社オーエス豊後大野ファーム
④ ■株式会社Ohana本舗
⑤ ■株式会社カミチクファーム九州
⑥ ■社会福祉法人 新友会(大分市)
⑦ ■有限会社 鈴木養鶏場
⑧ ■ニューガイアアグリ株式会社
⑨ ■葱屋おおくぼ有限会社
⑩ ■有限会社 福田農園
以上、10社が案内されました。
個人的印象だけでいうと、
どの企業の方々のプレゼンも
熱意はとても伝わってきました。
※ 上から目線で申し訳無いですが。
その一方で、今回行われているのは
「 農業法人就職説明会 」なので、
【 労働条件・福利厚生等 】の部分と
【 求める人材像 】の部分に
もう少しだけフォーカスして欲しかったなぁ、
より時代に即した内容の方が
良いんじゃ無いかなぁ、というのが感想です。
例えば福利厚生面において社会保険は
殆どの企業で完備されているものの、
勤務形態、特に日数に関して
月間で24日とか、隔週休2日とかは
今の時代に合致していないと思います。
SNS等で情報を得る事ができる今となっては
『 休日が少ない=ブラック企業 』の
イメージが強いと思います。
※ 人材不足というのは一旦置いといて。
今までそうだったから、
農業の業界はこれがスタンダードだから、
その考え方を変え、取り組みを変えないと
いつまで経ってもジリ貧になると感じました。
私も大企業に就職する前は中小企業だったので
「 日給月給 」でした。
なので、休日が少ない事などは理解しているつもりです。
記憶を辿ると、休みが1ヶ月に10日設定でき
「 8,000円 / 1日 」の計算だったので、
いかに休みを少なくして給与を増やすか
を考えていました。
今考えるとおかしい思考だと思います。
因みにその当時、月間の休みが6日前後で
手取り額が12万円ぐらいでした。
話は戻って、次に【 求める人材像 】ですが
「 既成概念にとらわれず発想力のある方 」とか
「 自分の目標と固い意志を持っている方 」とか
「 やる気のある方 」とか「 やりがい 」とかは
✨キラッキラ✨の新卒で就農を目指している若い層なら
聞こえの良いワードに惹かれ、挑戦するかもしれません。
しかし一度社会に出た事がある人や、
ある程度歳を重ね、幾つかの経験を経ている人なら、
そこに魅力やモチベーションを持てる人材は
非常に少ないと思います。
私が勤めていた企業が稀だったのかもしれませんが
上記のような「 理念や思想 」を
自ら、最初から持てる人財・人材は
社員でも1人いるか、いないかぐらい。
アルバイト採用においては
本当に希少な存在でした。
例えば、
残念な事にRCEPが発行され、
国内の農業における
危機感を自ら持ち、
使命感からこの説明会に参加した❗️とか
一般的な流通店に陳列されている
食品の多くが輸入品であり
自給率の低さや
遺伝子組み換え食品で
身体が蝕まれている事を懸念し
安全な食材を作り、
安心してもらえる
提供体制を担いたい❗️とか
こういう人なら高い志を持てるでしょうが、
RCEPの存在も周知されてませんし、
食料品店でも値札だけ見て
食品表示部分を気にする人は
殆ど見た事がありません。
まぁ、あくまで個人的見解なので
そんな細かい事いちいち気にすんなって考えも
あると思います。そこはそれぞれの考えに沿って
行動すれば良いだけですし、
私は何ら強制するつもりは
一切ありません。
非常に良い説明会だったと思いますが、
合計参加人数が『 僅か55名 』でした。
※ 担当者や企業の方も含めているので実際は30人ぐらい❓
冒頭に、担当者の方が
「 予想より多く参加して頂いた 」と
言ってましたが、そここそ志を高く持って
参加を促すべきでは無いでしょうか❓
例えば、農業系の学校に限らず県内の高校全部に
オファーし、平日授業の一環として
オンラインで一斉に参加してもらうとか。
JAなり、農業委員会なりに行動してもらって
関係者や既存の農家の方にも参加してもらい
情報交換の場として盛り上げるとか。
出来る、出来ないは別として
県のHPだけで告知し
待ってても人は増えませんよ・・・
公務員の方を否定する訳では無いですが
枠にとらわれ、それ以上の事は
勝手に出来ない事は
理解しています。しかし、
せめて意見を述べるなり
提案する姿勢を
持つべき時代になったと
考えるべきでは無いでしょうか❓
過去の慣例を踏襲した結果、
衰退し、回復の兆しが見えない
それが日本の現状です・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜