もうすぐXmasです。そんな時期だからプレゼントを何にするとか考えてる人も多いかと。
雑誌とかみながら、彼女にこれ欲しいなんていわれながら。
でも、どこで売っているかわからない、または売っているところが家から遠いなんて人に対するサービスがこれ。雑誌に掲載されたすべての商品をお届けしますというサービス『ネコレ』
【ネコレHP】 http://www.nekore.com/
クロネコヤマトの宅急便でおなじみのヤマト運輸の第1期社内ベンチャーによって設立された会社、DREAMCREATE(株)が運用するサイト (2003年10月会社設立)
会社HP http://www.dreamcreate.jp/index.html
サービスの概要は、
ユーザーが雑誌みていて欲しい商品があったらネコレに依頼
ネコレスタッフがショップへ問い合わせをおこない購入依頼商品の在庫確認をおこなう
確認の結果、購入できるものについては、ネコレスタッフがショップから直接買付け
買付した商品を、もちろんクロネコヤマトの宅急便にて依頼者へ届ける
というもの。この際の雑誌ってのが、すべての雑誌が対象ですのこと。つまりすべての雑誌がカタログですってのが売り。
で、この依頼に対するサービスの手数料だが、1商品につき一律手数料3800円(配送料こみ)。1注文に何品たのんだとしても手数料は安くならない。
これって結構高くないかな。この値段だと雑誌みていて気軽に欲しいなとおもっても、それが普通のTシャツ程度だと手数料が商品価格とかわらないなんてこともありうる。最低、複数の注文をおこなうときは手数料値引きみたいなことは、あってもいいかなと。
また、決済にあたってクレジットカード使用する場合には、クレジットカード使用料としてユーザー側に5,25%が負荷されてしまう。その結果、最終支払価格は(商品価格+手数料)×105.25%となってくる。
そーすると、たとえば10,000円の商品が欲しいと思ったら手数料が加味されて13,800円、決済にクレジットカードを使うと、結局最終支払価格は14,490円となる(100,000円だったら、それぞれ103,800円、108,990円)となる。
この最終支払価格の印象みると、手数料自体は固定なだけに、商品価格が高いものほど手数料の金額的インパクトはひくくなり、高い商品買うときには有用なサービスなのかな。
と、ごまかされてしまう気もするが、結婚式のオプションのように、うん百万かかってくると、ちょっとしたオプションのサービスで1万2万なんてどうでもよくなるのと同じ心理状況かななんてことも考える。
でも、上記のクレジットカードを使ったときにはカード使用料を購買者からとりますよってことが、カード会社が加盟店との規約で定めている差別的取り扱いの禁止に該当しないのかなってのは疑問である。
差別的取り扱いってのに、クレジットカード使用者に対する現金払と異なる代金の請求ってのがあたると思うのだが。
(参照:JCBの通信販売加盟店規約 http://www.jcb.co.jp/kiyaku/pdf/tushin_kameiten0705.pdf )
ってことで、結論このネコレが提供するサービス、現在のシステム状況では、雑誌みてて、一目ぼれしてしまいなにがあっても絶対に欲しいと思った人とか、住んでる地域が遠隔地で交通費とか考えたら、その手数料も納得できるっていう人でないと、なかなか利用しにくいサービスかなと思う。
ま、現状のサービスにおいては商品の購入保証までしてくれるものでもないので、交通費とくらべてペイできるって人のほうがサービス利用に関してインセンティブが働くかなと。
とはいっても、雑誌でみたものが手に入るってのはやはり魅力的なコンセプトかなっと思うので、今後システムかえて、もっといろいろな人が使いやすいようなものにかわっていったらいいなと期待する。