首都高池袋線と新宿線をにつなげる首都高速中央環状新宿線『山手トンネル』。ようやく今月22日16:00に開通予定とのこと
ちなみに、このネーミング一般公募らしいが、一般公募する必要性があったかは誰もが疑問におもうところ。
この新宿線、2年後には渋谷までを結ぶことなり、将来的には現在建設中の品川線ともつながり湾岸線大井JCTまでとなる。これら最終的な全通の見通しは2013年度の予定とのこと

いつも通るたびに工事中という印象の山手通り。地下鉄都営13号線の工事を行っている明治通りと並び、いつも工事中の道路の2大巨頭。こと山手通りはとおるたびに工事の影響で通行箇所がことなっていたような。
都内の渋滞緩和のために、つくられたこの山手トンネルだけど、この工事のせいで山手通りは結構な渋滞が生じていた気もするが。。。
なお、この「山手トンネル」を含めた新宿線の総工費は1兆550億円とのこと。東京湾アクアラインの総工費が1兆4409億だから、それよりは安いけど関越自動車道の新潟と群馬の境にある関越トンネルは当時で総工費630億円だったことを考えると、やはりべらぼうに高い。
かつ、この新宿線の当初予算は5200億円だったというから驚き。実際にふたを開いてみたら1兆550億円と倍かかってしまったものらしい。このことに対して、首都高速㈱(旧 首都高速道路公団)はHP上のコメントで
「これまでの建設コストの増加原因は、地価高騰に伴う用地単価の見直し、消費税の導入、構造の見直しや耐震基準の変更など、事業着手後の社会的な変化や技術的要請から生じたものです」
と、結局外部環境の変化という一言で済ませている。
長い歳月かけて作るものなのだから(結果として17年の歳月)、外部環境の変化が起こるなんて目に見えていたはず。そこらへんはまったく当初予算には組み込んでいなかったのでしょうか。たとえ百歩譲ってそこを加味しなかったとしても、当初予算の倍かかるのはいかがなものか。通常の会社なら相当な責任問題に問われてもしかたないことだと思わるが、そこらへんは、いわゆるお役所仕事ということに落ち着いてしまうのか。。。
一方で、平成25年完成が目標とされている中央環状線の品川線。予算は4000億円だけれとも、こんな調子じゃ新宿線と同様に予算オーバーする可能性はおおいにあり。
個人予想では当初予算の3倍の1兆2000万円程度になるんじゃないかなと思う。
3倍はいかないでしょ、と思われる人もいると思うが、中央環状王子線に当初予算の3倍かかったという実績があるだけに、俺の予想結構いい線いってるかも。
(中央環状王子線:当初予算1440億円→4135億円)
そのときのコメントとしては「原材料の高騰」が使われるのも、なんとなく予想できる。