マイケルムーア監督の医療保険にトピックをあてた映画。いまいち、人気が出なかったのか、現在上映している映画館は東京においてはゼロ。。。
なかなか興味深い作品だっただけに、個人的には残念
劇中、みなにある程度一定の保障を与える社会保険制度に対してアメリカ人が、「社会主義的保険制度」と言い捨てるところが印象に残った
そんなことを言うアメリカ人からみたら、日本の憲法のこの一文も社会主義的思想に基づいて作られたものとなるのだろうか。
また劇中あったアメリカ人のエピソードで、指を切断しても医療保険に入っていないから(入っていたとしても保障レベルがひくいもの)、切断した指のうち安いほうの薬指だけ縫合手術をしてもらう(中指はあきらめる)といようなものがあったが、そんな環境に自分の身をおかなくてはならないのなら、社会主義的思想だとアメリカ人に掃き捨てられたとしても、現在の日本でよかったなと思うし、俺は甘んじて社会主義的思想であることを受け止めたいと思う。
むしろ、「国民の生活」という国が負うべき義務すら資本主義という名目を傘にして放棄し、その本来負うべき義務は社会主義的思想だからダメなものなどという教育をしてしまうアメリカという国は、ある意味北朝鮮なんかより国民に対して偏った価値観を植えつけている気がする。
そして各地で戦争を引き起こしてしまうアメリカが世界のシェリフであるなんていう考えも、この偏った価値観を国民全員に植え付けた結果だとも思う。
なかなか興味深い作品だっただけに、個人的には残念
劇中、みなにある程度一定の保障を与える社会保険制度に対してアメリカ人が、「社会主義的保険制度」と言い捨てるところが印象に残った
- 〔生存権及び国民生活の社会的進歩向上に努める国の義務〕
- 第25条 2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
そんなことを言うアメリカ人からみたら、日本の憲法のこの一文も社会主義的思想に基づいて作られたものとなるのだろうか。
また劇中あったアメリカ人のエピソードで、指を切断しても医療保険に入っていないから(入っていたとしても保障レベルがひくいもの)、切断した指のうち安いほうの薬指だけ縫合手術をしてもらう(中指はあきらめる)といようなものがあったが、そんな環境に自分の身をおかなくてはならないのなら、社会主義的思想だとアメリカ人に掃き捨てられたとしても、現在の日本でよかったなと思うし、俺は甘んじて社会主義的思想であることを受け止めたいと思う。
むしろ、「国民の生活」という国が負うべき義務すら資本主義という名目を傘にして放棄し、その本来負うべき義務は社会主義的思想だからダメなものなどという教育をしてしまうアメリカという国は、ある意味北朝鮮なんかより国民に対して偏った価値観を植えつけている気がする。
そして各地で戦争を引き起こしてしまうアメリカが世界のシェリフであるなんていう考えも、この偏った価値観を国民全員に植え付けた結果だとも思う。