記事より~

スイス人実業家ベルナルド・ウェーバー氏の呼びかけで、「世界の七不思議」と呼ばれる古代建築物に代わる「新・世界の七不思議」を選ぶインターネット投票の結果が7日、ポルトガルの首都リスボンで発表された。


21カ所の候補地の中から選ばれたのは、万里の長城(中国)とぺトラ遺跡(ヨルダン)、コルコバードのキリスト像(ブラジル)、マチュピチュ遺跡(ペルー)、チチェン・イツァのピラミッド(メキシコ)、ローマのコロッセオ(イタリア)、タージマハール(インド)。


一方、最終候補まで残り、選から漏れたのは、京都の清水寺のほか、イースター島のモアイ像(チリ)やストーンヘンジ(英国)、アンコール・ワット遺跡(カンボジア)、ギザのピラミッド(エジプト)、アルハンブラ宮殿(スペイン)、パリのエッフェル塔(フランス)など。


ネット投票は米東部時間6日午後6時に締め切られたが、駆け込み投票の殺到でサイトが一時アクセス不可能になった。主催者によると、投票数は9000万票を上回り、得票数の多い候補地が6月上旬に公表されてからは投票ペースが倍増した。投票は1人当たり複数回可能だった。


ブラジルのルラ大統領やヨルダンのラニア女王など、候補地を抱える国の一部では、指導者が活発に投票を呼びかける動きもあった。しかし国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「無関係」との声明を発表したこともあり、投票の認知度は今ひとつ上がらなかった。エジプトのギザのピラミッドは、新・七不思議に反対する地元考古学者の意見を踏まえ、主催者が新・七不思議から独立した「名誉的存在」に認定した。


発表式典は米アカデミー賞受賞歴を持つヒラリー・スワンクとベン・キングスレーが司会を務め、ジェニファー・ロペスやチャカ・カーンなどの有名芸能人が出演した。


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七不思議っていうと、どうしてもオカルトっぽいものを想像してしまいませんか?

七不思議のひとつに、バビロンの空中庭園がありますが空中庭園っていうと、どうしても宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」みたいなのを想像してしまいますし。



ってなことで、清水寺にも実は言い伝えみたいなものがなにかあるのかなって思ってしまいました。


が、結論はそんなものはない。それどころか、そもそも七不思議の「不思議」の部分の認識がまちがっているということが判明。



もともとの元題はギリシア語で「世界の七景観」というものらしいです。このギリシア語の「景観」の部分に「必見のもの」という意味があるらしく、それがなぜか英語ではSeven Wonders of the Worldとなり、そして日本語では「世界の七不思議」ということになってしまったとか。



記事にあるように、候補地を抱える国のなかには、国を挙げて活動を行ったところもあるようですが、こと日本ではまったく国の支援が受けれなかったとかで。


この邦訳が「世界の七景観」だったら国の力の入れ方ももう少し変わっていたかもしれませんね。七不思議ってなると、若干うさん臭く感じてしまうおそれがありますので。