記事より~

女性が働きやすい職場環境にしようと、大手監査法人のあずさ監査法人は、公認会計士らの女性職員を対象とした支援組織「ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク」を発足させた26日には東京都内のホテルで第1回の総会が開かれ、女性会計士ら職員約250人が参加した。

 公認会計士の業務は増えているが、業界全体では人手不足が指摘されている。その中で女性会計士の割合は業界全体で10・4%と低い。あずさ監査法人は女性を支援する組織を設けることで、女性会計士を増やしていきたい考えだ。

 支援組織は各職場ごとに2、3人、計28人の「サポーター」と呼ばれる女性の職場代表を置く。サポーターが相談を受けるほか、毎月、女性職員向けの研究会なども開く。監査法人の理事会への提言なども行う。


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ちょっと前のニュースより。



以前も書きましたが会計士業界、女性は圧倒的に少ない状況です。この状況を打破するためにあずさ監査法人が、こんなことをやり始めたようです。



もちろん女性にとって働きやすい環境を整備することで、女性会計士を増やしていこうとする試みはいいことです。俺自身も現在の監査における労働環境は女性にとって良い環境であるとは思いません。そのため、現環境下で監査法人に残るのは精神的にも肉体的にもたくましい女性のみになっておりますし。



しかしながら、これでは女性会計士が減っていくのを食い止めることはできても、そもそもの志望者自体を増やすことにはつながらないような気がします。


女性に限らず会計士になりたい、って思う人を増やすためには、この業界自体を魅力的なものとするような働きかけが必要かと思われます。





まぁ、これはさておき、今回はここから先が本題です。


今回のような労働環境を整備する団体っていうと、安直ながら「労働組合」を想像します。けど、監査法人で労働組合なんて自法人において聞いたこともなく、また他法人の友人からも聞いたことがないため、実際にあるのかなって疑問におもって「監査法人」「労働組合」でググってみました。



その結果、一番最初に出てくるのがこちらのページ


ZWEI

http://zwei.com/zwei/service/houjin/

この会社、唯一上場している、結婚紹介サービス業の会社だとのこと。


有価証券報告書の「大株主の状況」にて調べてみたところイオン77%の株式を保有している子会社のようです。上記のURLには法人契約している企業一覧がのっています。



なんでこの会社がググって引っかかってきたのかというと、法人契約している一覧のなかに、いろいろな会社の労働組合が掲載されており、そこに並んで監査法人トーマツが法人契約先として掲載されているからでした。


法人一覧のページには、「福利厚生の一環として多数の企業が法人契約を結んでいる」と書かれていますが、トーマツにはそんな福利厚生制度があるのでしょうか。

本当ならば、ある意味他法人との差別化キラキラ、にはならないでしょうが、是非、リクルートの際のパンフレット等にも盛り込んで欲しいものです。


「当法人は、福利厚生として結婚紹介サービス会社と契約しており、結婚相手の紹介を行います。」みたいな。



まぁ、何でこの法人契約先としてトーマツがあがってるかというと、先にも書きましたが、この企業上場しており会計監査人がトーマツであるゆえ、おつきあいでトーマツが法人契約しているというのが大体のところだと思われます。実際に福利厚生として、トーマツに結婚紹介サービスがあるかでどうかは、おって調べてみようかと思います。



しかし、監査先企業からの接待等が問題となってくる最近こんなやりとりがあったら??



会社 「いい人がいたら優先的に紹介しますから、好みを教えてくださいよ」

会計士「え~、じゃあ蝦ちゃんみたいな娘がいいです」




というやりとり後、実際にその会計士に蝦ちゃん似の女の子をほかの登録をおこなっている人たちに先駆け紹介しまくっていたら、『倫理規定』14条に引っかかってしまうのでしょうか。

この『倫理規定』14条というものは「関与先からの贈答・接待を受けると公正性の原則に対する脅威が生じるため、脅威の程度が明らかに些細な場合を除き、関与先からの贈答・接待を受けてはならない」というものです。(一部要約あり)



蝦ちゃん似の子を紹介された場合、心は大いに揺れるでしょうから、些細とはいえないでしょう。

まぁ、あくまでも俺個人的にはですが。