サラリーマンなら誰しもが給与から控除されているであろう社会保険。この社会保険がどうやって算定されているか知っていますか?
社会保険料は標準報酬月額というものを基準にして、金額が決定されています。この標準報酬月額とは被保険者が事業主から受ける毎月の給料などの報酬の月額を区切りのよい幅で区分したもので、この区切りが通常4月から6月となってます。そのため、この月の報酬(給与)をもとに標準報酬月額が決定されることになります。自分の穂標準報酬月額の場合、社会保険料がどのくらいかかってくるのかは、下記URLの保険料額表からわかります。
【保険料額表】
http://www.sia.go.jp/seido/iryo/ryogaku1904/ryogaku01.pdf
このようにして算定された標準報酬月額をもとに毎年7月に7月1日現在の全被保険者を対象に社会保険料の改定が行われるのです。(これを定時改定といいます。)
この標準報酬月額から算定された新たな社会保険料は9月から適用されることになり、結果10月の給与にかかる社会保険料から改定された社会保険料が適用されてくることになります。
で、この4月から5月っていうと会計士の業界ではいわゆる繁忙期といわれ、一年で一番忙しいとされている時期です。この時期の残業代等は5月6月の給料となってはいってくるので、結果算定される標準報酬月額が年平均給与より高くなってしまう恐れがあります。
社会保険には年末調整のような制度はないので、本来払うべき金額よりも多く払ってしまった社会保険料は返ってきません。このおうに払うべき以上のものを払うのはなんか納得できませんね~。まったく、標準っていうのだから年間標準として、この時期を標準報酬月額の算定月とするのは、やめてほしいものです。会計士なんて狙い撃ちにしてもたいしたもの出てきませんよ。。。