記事より~

みすず、トーマツに300社の業務移管 事実上の解体を決めたみすず監査法人が、上場企業約600社の監査のうち、ほぼ半数を監査法人トーマツに移管する方向で協議していることが24日、明らかになった。ある程度まとまった形での移管を進め、企業側の混乱を回避する。実現すれば、トーマツの担当上場企業は約1200社となり、残る三大監査法人の中で首位になる。  みすずは監査業務を移管する協議を開始することで、トーマツ、新日本、あずさの三監査法人と合意し、具体的な詰めを急いでいる。

[2月25日/日本経済新聞 朝刊]


日経新聞のすっぱ抜きの記事のようですね


ご存知のとおり、みすず監査法人が解体となるにあたって

どこかの大手監査法人が受け皿になるとは思われていましたが

一番予想外の監査法人が名乗りを上げたようです


どちらかというと、みすず(旧中央青山)は、

地方の有力先生事務所(個人事務所)の連合体のような性質をもっていたので

各地域ごとに、どこが受け入れとなるかはまだ正式には決定されてはいないようですが。。。


しかしながら企業側の混乱を回避といっても

リスクが高くなっている昨今にあたって

監査法人側の契約継続に当たっての選別が行われるのは確実でしょうね

同時に上場企業の監査にあたっての

監査法人の登録制度のスタートと合間見合って

小規模監査法人では、上場企業の監査を行えなくなってしまい

結果、監査法人を見つけられない企業が出てきてしまう恐れも。。。


まぁこのように企業側の混乱が予想されるとともに

みすずで働いている職員にも大いなる混乱が生じているでしょう

何年か前のBIG8が、もはや日本では3法人になってしまいます

ここまで日本の上場会社のほとんどが残った3法人に集約されてしまうことが

いいこととは思えないのですが。。。


少なからず、最近SEC絡み等々で1スタッフにおいても

自社の関与先(自分が関与しているか否か問わず)への投資等の制限が厳しくなってきました

つうか、投信に組み込まれているのまで注意しろってのは

はっきりいって無理です。。。