記事より~USEN、会計監査人を変更
有線放送大手のUSENは1日、会計監査人を現在の監査法人トーマツから三優監査法人に変更すると発表した。トーマツの任期が満了するためとしており、29日の定時株主総会の議案とする。USENは10月19日の2006年8月期決算発表当日に利益予想を大幅に下方修正した理由をトーマツとの間で会計処理を巡る調整が長引いたためとしていた。
このUSEN、先日下方修正を発表したばかり。
傘下の映画会社の株式の評価減等々を理由として。
この処理にあたっては散々、監査法人ともめたことが予想されます。
まぁ真実はともあれ、会計監査人が変更されるときは何かあったときだとよく言われます。
今回の変更に際してその理由が会計監査人の任期満了といっています
が、会社法では会計監査人の任期満了は
選任後一年以内に終了する事業年度のうち
最終のものに関する定時総会までとなっています。
つまり、通常一年契約っつうこと。
会計監査人は定時総会で解任決議されない限り、継続されるのです。
(会社法338条 参照)
だから・・・
任期が切れたから会計監査人を変更するなんていうのは
本当は会計監査人変更の理由にはならないのです。
つまりそんなことを理由に会計監査人の変更をおこなう場合
その背景にはなにかあったなと思うべきなのです
まぁあくまでも一般論ですがね
しかしこのご時勢において
大手監査法人から、大手ではないところに変更するところがあるのですね
(とはいっても三優も中小という規模ではありませんが。。。)
この変更が投資家に対してどのような印象を与えるでしょうか
けっして良い印象ではない気がしますがね