航空業界で旅客部にいると、
INAD(Inadmissible Passenger)
という言葉をしょっちゅう聞きます。
こちら直訳のとおり、入国不適格旅客、つまり入国審査で入国不可と判断される人たちです。
入国審査が通らない理由としては
①ビザなどの渡航書類不備
②入国の目的が分からない(あやしい)
の2つがメインです。
①の場合は出発地のグランドスタッフの確認漏れが原因で、お客様が送り返されるということで、全責任を航空会社が持ちます。
航空会社にとってかなりの損失になります!!
なので出発地でチェックインをする我々は、渡航先に入国できない、というINADを出さないように、時間と戦いながら渡航条件をくまなくチェックしているんですね…
ものすごく神経を使います
②の場合は入国管理局の判断により、ダメと言われたらその時点で入国ができなくなります。
入国の目的が分からない、おかしい、腑に落ちないなどの理由で入国管理局が入国を断ります。
入国管理局の判断は絶対です!
例えば実際にあった例で、日本入国の目的を
「プレステ4を買いに来た!」
と言って入国不可となった例があります。
これが本当であれば、INADの方の怒りと悲しみはいかばかりであったでしょう……
しかしながら入国管理局の判断は絶対なので、どうしても帰ってもらわなければなりません。
この場合は出発地のグランドスタッフは責任に問われません、が、航空会社はそのINADを出発地へ送り返します。
そう、我々は②で入国できなかった人を送り返すために、空港内でしっかり監視し、出発まで見届けるという仕事もしています。
入国不可となったINADは出発まで専用の部屋に隔離され、食事などもINADからお金を受け取り、スタッフが外に買いに行きます。
空港によっては複数人まとめてINADを収容したり、鉄格子があったりする場所もある模様。
まぁ入国不可の理由が犯罪だったりもしますからね、国によってはやむを得ないでしょう。
さて、ここ1ヶ月で軽く10名を送り返している(その人が返してるわけじゃないけど)同僚に話を聞きました。
顔がアイドルクループのふぉ〜ゆ〜にいそうなので、仮にふぉ〜ゆ〜君とします。
このふぉ〜ゆ〜君、アイドルフェイスとマルチリンガルの語学力、そしてちょっとポンコツな憎めないキャラを大いに生かし(本人にそのつもりは無い)、数々のINADが別れを惜しみながら帰っていくという逸材です。
そんなふぉ〜ゆ〜君が送り返したINADの中でパンチのある人たちのエピソードをご紹介します。
INADの説明が長くなってしまったのでINADその1、某国の思想犯の話はまた次回!
続く!!!









