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・事故事例


(その1)


 小学生がレーザー光が一瞬目に入ったことにより「網膜熱傷」・・・網膜の一部が死んでしまう。その部分の視力が永久に失われる。網膜細胞は再生することがない。目の水晶体を通ったレーザー光は網膜上に焦点を結び,なんと太陽直視の100倍の明るさに達することがある。一瞬で網膜細胞を焼き尽くす。


(その2)


 24才の高校教師が片目の視力がほとんどなくなる。遠近感が無くなり,日常生活にも支障をきたす。矯正視力1.2が0.01に。黄斑という部分がやられた。どちらも友達・生徒ふざけてレーザーポインターグリーンの光を目に当てたのが原因。


 以上2件とも,やった方もやられた方も危険性を全く認識してなかった。これらの事故報告は国民生活センターに合わせて15件あったが,実際の件数のごく一部だと考えられる。


100mw緑色レーザーポインター


100mw グリーンレーザーボインター


規制について


 通産省文化関連産業課(監督官庁)・・・規制に乗り出す動きはない。担当者「子どもは使い方,危険性を教わっていないのではないか。国民,子ども,親,教師に周知する必要がある。」積極的に危険を周知することは考えていない。使用・販売規制も今の所考えていない。(番組放映後,規制を検討)


 イギリス・・・出力の高い物は販売禁止。危険な使用方法は犯罪。傷害罪。


 茨城県(教師の事故があった)・・・教育委員会が注意喚起の通達。




・規格について


 1,2,3A規格のレーザーは比較的安全。(それでも目にはいると安全と言うことはない。)3Bや4はほんの一瞬でも目に入ると危険。外国製の安物の多くは3Bのものである。これは簡単なつくりで安価に仕上げるため保護回路がないから。数百円の小遣いで簡単に購入できる。


 


強力 レーザーポインターの事故


そのレーザーポインター高出力 の出力にもよりますが、ちょっと当てられたぐらいで障害がでることは、まずあり得ません。

レーザー製品は危険性の評価基準として、JISによるクラス分けがあります。(クラス1~クラス4)

クラス3以上のレーザービームの直接観察は危険です。(3にもaとbの2種類がありますが…) 眼の黄斑部は弱い組織ですので、近距離にあるレーザー光源を直視するのは避けたほうがよろしいでしょう。

障害を被ると、網膜色素上皮の変化、頭痛、中心暗点などの症状が見られることがあります。



ただ、一般に売られているブルーレーザーポインター ぐらいですと、近距離から何十秒か直視しない限り、眼障害はあまり心配ないと思われます。

翌日になって異常を訴えるようでしたら、速やかに眼科の診断を受けてください。


その昔照明としてのレーザを仕事で使ってたことがありますが、いわゆるレーザポインタと呼ばれるものであれば、まず目に当てたとしても障害が出ることは有りません。人によっては痛みを感じたり、気分が悪くなったりするようですが、太陽やストロボなどで視界に白いうっとおしい点が出ることがありますよね?その程度です。

本人に自覚症状が無ければ、問題ないでしょう。