1968年にこのアルバムを作っていたわけですから伝説になるのも当然です。
here she comes nowをニルヴァーナがカバーしていたり、デヴィッドボウイが坂本龍一のラジオで紹介していたりとこのアルバムが後のパンクや、オルタナに与えた影響は非常に大きそうです。
80年代、坂本龍一のラジオでのボウイの、ニューウェイブの波が終わり改めてこのアルバムを聴くとより鮮明に彼らの良さがわかるいうコメントが非常に印象的です。
無駄のない音です。
このアルバムを最後にジョンケイルが、バンドを脱退してしまいます。
2人の天才がうまくいかなかったのは、なんとなく想像できますが、アルバムを聴く限りはルーリードの詩をジョンケイルが朗読していたりと、仲むつまじげです。
冒頭のタイトル曲は80年代になって、ボウイがライブで披露したりしてやや有名かと思います。
アルバム全体を通して一貫した音楽的コンセプトがあり、耳障りのよい三枚目とは対を成すアルバムだと思います。終始音が汚いです。
三枚目はもちろんジョンケイルがいませんので、ルーリードのアルバムといっていいと思います。それに対してこちらはジョンケイルの要素が強いです。
アルバムラストのsister ray17分半しっかり聴く人はなかなかいないでしょうが、中毒性のあるリズムこれは何度聞いてもすごいです。
彼らの独特のグルーブはいったいどこから生まれるのでしょうか。