本日もようこそお越しくださいました。
母体のお腹の中からお母さんを通して、お墓の中に入ってからも残されたあなたの大切な人を介していい香りとともにあなたのケアをお手伝いさせていただきたいFusamiです。
今日、あなたが自分自身の幸せのためにした行動はなんでしょうか?
7月に入って、新しいことがどんどん始めております。
その一つがこれ
私が桃子さんに着付けを教わったのは、まだ娘ちゃんの授乳をしていた2年前のことでした。
「着物は敷居が高い」
「着物はお値段も高い」
「着物は取り扱いにも気を使う」
桃子さんの講座を受けると、「着物は普段着なんだ」と実感できるようになるんですよ。こんな偏見なんて今ではまったくないのです。もちろん、着物もピンからキリまであるので、お値段や取扱注意の品もたくさんありますが、それはお洋服でも同じこと。普段着と余所行き、一張羅では着方もお手入れの方法も違いますよね。
日本の伝統衣装であり、生活に根付いていた着物ですが、皆さん、着る機会ってありますか?
いつの間にか「特別な存在」になってしまった着物ですが、その特別感もまた、今、現代を生きる私たちにとっての着物の良さなのではないのかな、と私は思うのです。
着物は私は「着付けしてくれる人がいたら、いつでも着たい」と小さいころ思ってました。
着物の持つ「特別感」がとても好きだったんです。
「着るだけで美人になった気になる」
「着るだけでテンション上がる」
「着るだけで姿勢が良くなる」
「着るだけで仕草に気を使う」
「着るだけで日本人で良かったな、と誇りに思う」
和装ならではの体の使い方、というものがあります。脚を広げることはできない、猫背になると胸元から着崩れる、腕を振り回すと袖が引っかかる、などなどなど。
私たちのご先祖様は着物で仕事を、家事を、育児をこなしていたわけなのです。日本人の私たちのDNAのどこかに刻み込まれているのです。これが着物を着ることで、記憶が蘇ってくるのではないか、と私は考えています。
カナダで暮らし、イギリス人のパートナーを持って生活をしている今、なぜ着物なのか、和文化なのか。それは、自分が子供を育てているからということも大きく影響していると思います。
カナダに移民したい、と思った瞬間考えていたこと、それは「日本って住みにくい、日本人って面倒くさい」という想いでした。これは国に関係なく移民を考えたことがある人は持ったことがある感覚ではないでしょうか?
1988年にカナダで発行された「マルチカルチュラリズムアクト」という法律があります。移民大国カナダは、移民してきた人たちの元々持つ文化をカナダに持ち込んでOKと、法で定めているのです。なので、「制帽がかぶれないのなら、あなたの宗教や文化で許される形で近いものを用意」することを会社や組織に義務付けていますし、「学校に宗教儀式用の道具で刃物を持ち込む」ことも許可されています。カナダは、先住民も含め、すべての人が持つ文化を大切に守ってくれる国なのです。
そんな国で暮らしていると、自分の母国の文化を大切にしよう、伝えていこうと考えるようになりました。そして、日本を訪れることはあっても暮らしたことのない子供たちにも、「日本の良さ」を知る権利がある、と今は考えています。多文化で生活するからこそ自分の持っている個性が生きてくるんでしょうね。
着物はそれを表現できるツールの一つです。
着物を着ることによって、感じる想いを子供たちには子供たちの言葉で表現して伝えて行ってもらいたいな、と思っています。
”和”とつく言葉にとげとげしい表現はありません。
私がこの講座を受ける日に選んだ精油は「Peace & Calming」。まさに”和”を象徴する香りです。
今日も読んでくださってありがとうございました