今月発売された、「The Basement Tapes」というブートレッグシリーズの最新版ですが、これは知る人ぞ知る、ボブ ディランが「ブロンド オン ブロンド」を発売した後にオートバイ事故で活動を休止したときに、ザ バンド(当時はホークスというバンド名)と一緒にセッションしていた時の録音です。


1975年にも「ベースメント テープ」(だったかな)で2枚組のLPで出ていますが、それはロビー ロバートソン(ザ バンドのリーダー的存在だったギタリスト)がオーバーダビングを繰り返してレコードとしたもので、本当の音ではないといわれています。今回は、同じザ バンドのメンバーだったガース ハドソン(ザ バンドでは、音楽の先生的な存在だったキーボード プレーヤー)が、音源を忠実に再現したと言われてます。


1975年のものはLP2枚組だったのですが、今回のものはなんとCD6枚組で値段も2万円とのことです。1975年版には含まれていなかった、ディランがうたった「I shall be released」、ブルース調にアレンジされた「風に吹かれて」、ジョニーキャッシュのカバーである「フォルサム・プリズン・ブルース」等々、ディランフリークの僕としては、何としても欲しいブートレッグですが、2万円かあ、、、とちょっとビビってます。
ついこの間、トラベリング ウィルベリーズを買ってしまったので(これは2千円ぐらいでしたが)、続けてCDにお金を使うのに躊躇してます。


因みにに馴染みのない人に一言説明です。ザ バンドというグループは、音楽的な才能に溢れたミュージシャン 5人のグループです。多くは別の機会に譲りますが、あのエリック クラプトンが参加したいと願ったほどの、優れた能力と才能を持ったメンバーの集まりでした。