30キロまでは余裕を持って、半ば眠ってるように走る。

そういう走りを目指したつもり。




ハーフを1時間50分で通過。

ここまでは順調。

いや、既にここまでの過程に敗因が潜んでいた。

それは、

気温が予想より高く、汗を大量にかいていたにも関わらず、エイドは水しか取っていない。そしてここまで取った補給は、持参のブドウ糖とアミノバイタルのジェル。

つまり、塩分補給を全くしなかったのだ。ちなみにポケットには塩分サプリメントはあったにも関わらず…

夏じゃないし…

それがこのあと形となって現れる。






25キロから始まった失速。

30キロ走の実績から、こんなに早く失速が始まることに納得がいかない。

しかし、太ももが鈍い痛みと重たさで足が上がらない状態に。

そして、30キロを超えて、最大のピンチが訪れる…




6分台に突入したばかりか、34キロ過ぎでは瞬間的に7分台に突入。

ほぼいつものLSDペース。

もう完全に切れた。

「これで人生最後のマラソンにしよう」

そういう思いが頭の中で繰り返される。

ここで歩けば楽になるぞ!

本当に歩こうと思った。

しかし、まさにその時、幸運が訪れる。

隣に並んだランナー、僕より少し速いペースだが、ゆったりと走っている姿が目に入る。

とても楽に走ってる。

なんで、こんなに楽そうに走ってるのだろう?

よし、フォームを真似してみよう!

すると、幾分楽になった気がする。

そうか、前へ進むことばかり考えて、力が入り過ぎていたのかもしれない。

こうして一回息を吹き返す事が出来た。




37キロでは、モツカレーでまた元気をもらう。

そして、サブフォーがまた射程内に入ってきた。

6分台前半で刻めばなんとかイケる!

そして、旧清水市役所前(あと300メートル)のハイタッチゾーン。

もう、そんな気力は残っていないのだが、沿道で待ってくれているその姿に思わず引き込まれ、フラフラっと。

そして、ハイタッチ!そして、ハイタッチ!次々とハイタッチ!

あれ、だんだん元気が戻ってきた?

よーし、最後は笑顔でゴールだ!

沿道の声援と運営の人に感謝しながらのゴール!

記録はネットで3時間58分!

サブフォー達成(2回目)!

これで、サブフォーはマグレではない!

いやあ、静岡マラソンは今までで一番辛い展開だったけど、一番達成感のあるマラソンとなり、とても良い大会でした。