今日、ずっと観たかった映画「ジョゼと虎と魚たち」を観ました。

 

 

静かで、切なくて、若くて、甘くて、どこか寂しい、そう感じました。

 

 

妻夫木さん演じる主人公の恒夫、私は結構好きでした。

ほわわんとしててなんか適当で、あんまり頼れなさそうだけど、嘘のない優しさと、甘さと、温かさがあって、素直だし。

 

ジョゼは、本当に魅力的な女性でしたね。

とにかく純粋で、面白くて、強気で、でもツンとつついたら壊れてしまいそうな儚さもあって。

お洋服やちょっとした発言やお部屋の感じに、彼女の子供っぽいところも現れていて、とっても可愛かったです。

 

 

最終的に二人は別れてしまいましたが、それはこの物語において必然のように感じました。

多くの人が若い時に一度は経験するであろう、熱い恋というか。

そういうのって、永遠に続きはしないじゃないですか、大抵の場合。

でも、凄く良い出会いであり、恋愛なんですよね。

もうその相手とは二度と会うことはないかもしれないけど、何年経ってもふとした時に思い出してしまう、というか、その恋が、ある意味自分を変えてくれたなあと思えるような。

 

 

私にはそういう経験がないので、はっきりしたことは言えませんが、この物語の2人の場合もそうだと思います。

健常者と障がい者の恋愛、というフィルターがかかっていますが、要するにまだ何も覚悟が出来ていなかった若者たちの純粋な恋です。

 

 

 

恒夫は、足の不自由な彼女と真剣に向き合う覚悟が出来ていなくて、最終的に”逃げ”ましたし、ジョゼも、一人でもしっかり生きていこうという覚悟が出来ておらず、常に助けてくれる恒夫に甘えていました。

 

 

最初は、見るもの全てに純粋な反応を見せるジョゼを、恒夫は本当に愛おしそうに見ていましたが、だんだん心の迷いが表れてきていましたし、それをなんとなく察しているジョゼは、恒夫がそばにいなくなった時のことを考え、それをどことなく恒夫に伝えます。

鈍感な恒夫は、何も気づいていないようでしたが、それもまた切ないです。

 

 

 

 

ラスト、2人が別れた後のそれぞれの様子がとても面白いと思いました。

恒夫は、失ってから初めて自分の間違いに気づいたという感じで、香苗ちゃんの話もそこそこに泣き崩れてしまいますし、一歩のジョゼは、何か壁を越えたように清々しい表情をして、一人でも一生懸命生きていましたし、対照的でした。

 

最後、ジョゼが台所でお魚を焼いている時の表情はとても良かったです。

きっと、恒夫の事を思い出していたのかな、切ないけど愛おしそうな顔をしていました。

 

 

 

結局、私はこの映画が面白かったのかはよくわかりません。

でも、良い映画だとは思いました。

きっと、また何回も観てしまうと思います。

 

 

 

以上「ジョゼと虎と魚たちの感想」について語りました^^