タム・グリンシリーズ3冊です。
水の妖精つかい―タム・グリン (コバルト文庫)/青木 祐子
¥520
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汚れを知らない少女シェランはある日父親を海辺で待っていて、やってきた人間に家を焼かれてしまいます。

捕まりそうになった間一髪のところで、海に落ちイルカの妖精になるのです。

妖精になったシェランが言葉を持つには妖精つかいを見つけなければなりませんでした。

年1回地上の妖精-森の妖精がきれいな心を持った人間を選び出す、その場で見つけたのがイオでした。

家具職人のイオは木の心を読んで、きれいな家具を作っていたのでした。

シェランはイオに呼びかけて心をつなぎイオはシェランの妖精つかいとなります。

どうにかして人間に戻りたいと願うシェランは未熟なイオに苛立ちながらも心を繋ぎ、人間の王セオロスの望みから逃げイルカの姿から人間に戻るのでした。


タム・グリン 火竜の翼 (コバルト文庫)/青木 祐子
¥480
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人間に戻ったシェランは人間の町で暮らし始めますが、心のきれいなシェランにとっては辛いことが多く、森へやってきます。

王の作った森は黒い心の集まりで危険な森ですが、1箇所だけきれいな場所がありました。

そこで見つけたのがなんと子供の竜。子供ながら火を吹き、あっという間に大きくなります。


王の望みは妖精になることでした。にぶすぎて妖精になることができないのでした。

妖精になるにはきれいな心と琥珀が必要でしたが、琥珀を飲んでも必ず妖精になれるとは限らないのでした。

王はシェランで試したいと思い捕まえようとしていたのでした。

邪魔なイオは殺してしまえと命令します。


イオは、森でさまよいますが、木と心が繋がっていたために助かります。

最後はシェランとともに助かりめでたし?


それにしても、竜の肉を竜がみずから食いちぎったものを口から吹いた火で焼いて食べさせてくれるという場面には驚きました。



硝子の森 (コバルト文庫―タム・グリン)/青木 祐子

¥540
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シリーズ3巻目です。

行方不明だったシェランの父親が帰ってきます。

帰ってきた父親は変わらずシェランにはやさしいのですが、何かありそうです。

父親は優秀な妖精つかいだったのですが、実は妖精になりたくてたまらなかったのです。

シェランを森の妖精の王に差し出すかわりに、自分は妖精にしてもらう・・・自分の妻となってしまった妖精の代わりに・・・


それにはシェランを再び妖精にしなくてはなりません。

なんとかイオと切り離そうとイオと忘却の岩へ連れて行かれ、イオはそこに置き去りに・・・

しかし、また木とのつながりがイオを助けます。

竜とのつながりがシェランを助けるのでした。


時々言葉遣いが気になりました。

「妖精つかい」というのは妖精を使役するのかと思ったら、妖精に使われる立場なんですよね。

というか妖精の言葉を繋ぐ役目とか。ピンときませんでした。


「怪しげな果物と胡椒を羊の肉に漬け込けこんで・・・」って反対ではないかなー。



この著者のシリーズを読んでいてどうしてこう黒髪の比率が高いのかと思っていましたが、このシリーズも多いですね。

イオ、人間の王、父親、魔術師たち。

名前のある登場人物の半分が黒髪でした。


なにか思いいれがあるのでしょうね。

聖者は薔薇にささやいて ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシ.../青木 祐子
¥540
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番外編+マンガ+短編。


表題はパメラが主人公の話です。

パメラが娼館で下働きをしていた時に出会った男が出てきます。

数年ぶりにパメラを見てパメラを取り逃がした時のことを思い出し、自分のものにしようとするのです。

一見紳士のような振る舞いをするので、いい人のように見えますが、女性は男の言うことを聞いていればいいのだというタイプですね。


クリスとパメラがロンドンを脱出する話に出てくるのですが、あのとき、パメラに文字や数などを教えていなければ、パメラもこんなに覚えてはいなかったでしょう。そして彼がパメラを主人に渡そうとせずそのまま働き先を見つけていたら、パメラの人生も変わっていたかもしれません。


パメラを自分のものにするのに、ライバルにパメラを貶めるようなことを言う男なんて信じられるわけないのですよね。

自分が見かけで判断するものだから、イアン先生のことをわからなかったし、パメラの心もわからなかったのです。


この話で、ひょっとしたらパメラはいいところの生まれ?という疑問が生まれました。

いえ、少し前からそう思っていたのです。

貴族とは思いませんが、裕福だった家に生まれたけれどさらわれたとか、家が没落したとか、はたまたいいところの愛人の娘だったとか。


自力で幸せになってほしいけれど、そういう後押しもあってもいいかなって思ったりします。


でも、きっとパメラは出生なんて関係ないでしょ、というでしょう。



クリスに売れない役者のドレスを作ってほしいと言う依頼が来ます。
なにやら裏がありそうですが、役者シリルの気持ちをつかむため、そして母のことを想い引き受けます。

シャーロックとは手紙をやり取りする仲となり、ロンドンで会う約束をするもシリルに振り回され会うことがかないませんでした。

クリスは依頼主の裏を読み、パメラにシリルにドレスを届けてもらうようにして、自分だけ約束の場所に行くのです。


17歳になっても母のことが忘れられずにいるクリス。

母親はどうしてあちら側にいるのでしょうね。

そのあたりが謎です。母の恋人と書かれているヒューという男性が実際に出てこないからなんですね。


イラストが黒髪から茶色になっちゃいました。やっぱりこうなりますよね。

恋のドレスと約束の手紙 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシ.../青木 祐子
¥500
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舞踏会への招待状をもらった「薔薇色」のパメラとクリス。

招待はあの伯爵家から・・・

アディラが恋のドレスを着るところが見たいとクリスが思うのはなぜなのでしょう?

仕立て屋としての矜持でしょうか。

自分なら一番のドレスを仕立てられるという心とシャーロックとアディラが恋仲になってもいいと思うのはまた別のこと。

クリスは自分が耐えられないと思った事を封印してしまうようで、イヤだという気持ちを外に出せないところが危ういですね。


恋のドレスと舞踏会の青―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (コバルト文庫 あ 16-23)/青木 祐子
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めずらしく青色でないドレスを着ているのに、そのまたしても表紙が青いドレスとは・・・・

ネタばれでも空想の場面として描いてほしいと思います。