【令和】
 
甲骨文では「令和」はこのような字形と意味。
 
「令」は
礼冠をつけて、跪いて神意を聞く神職の形。
元、命と令は同じ字だった。
人の寿命も天の与えるところであるので、
命の意を持つ。
 
「和」は
左の禾を「カ」と呼び軍門に立てる標識。
口は「サイ」で祝禱を収める器。
軍門で誓い、和議を行うの意味。
 
漢字とは言霊を文字としようとしたものだから
意思と設計をもって作られている。
 
甲骨文が設計されたのは
「殷」の時代。
 
次に「周」という時代があり
この頃作られた「詩経」を
「万葉集」と比較して研究するために
白川静は甲骨文を調査した。
 
周が崩れた後、周を理想国家と考え
詩経にもたくさん言及したのが
儒教を開いた孔子だった。
 
詩経も万葉集も貴人だけでなく
平民たちの歌・詩がたくさん収集されている
世界に類を見ない歌集だ。
 
日本のルーツはアジアと繋がっており、
それを知って初めて日本の文化も
知ることができる。
 
今週のメルマガでは
白川静について書こうと思います。
 
【お手紙ココロの学校】
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