生にも死にも頓着なくて
誰にも迷惑をかけず
スイッチを切るように
命を落とせれば
すぐにもそうするけど
せっかくの命だったら
飾るように記念の日に
終わりにしてもいいかなと
笑って話すあなたが
来世がもしあるのなら
今よりましに生まれるよう
そんなことを言うなら
あなたの幸せがただ
今か、来世か
あなた以外の環境
それだけに左右されて
今こう生きているあなたに
まったく何の力がないことに
なるじゃないか。
もしそれが本当なら
今こうして出会っている
あなたと僕は、消えてしまう。
苦しい、辛い、悲しい
何も感じない
それに僕は寄りそうけれど、
来世の価値は
認めてあげない。
あなただって今
そうやって生きているでしょう?
誰かの今世に向き合って。
僕はその、
あなたの今を信じている。