「旅人」の採用脚光!
という記事を見た。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00000016-fsi-bus_all
旅を通じて身につけたチャレンジ精神や
コミュニケーション能力に企業も注目!
だそうだ。
さて。
このニュースを見て僕が思ったのは、
旅に出る人って、
仕事が思い通りにならなかったり、
つまらないような仕事をさせられたり
するのに耐えるのは苦手そうだな―、
ということだった。
友だちに、宅配寿司の会社に入って
釜めしのチェーンを作り
大成功させた人がいるのだが、
その会社では全社員の
ストレスチェックをして、ストレス耐性を
調べていたらしい。
店長はストレス耐性がある人しか
勤まらない。
融通は利かないのだけど、とにかく
愚直に働くようなタイプ。
そういう人をトップにするのだそうだ。
だけどそれでは、臨機応変に
現場を回して運用することが難しく
なりませんか?と聞いてみた。
そうしたら、即答されたのが
「はい、だからバイトリーダーの
人選が大事なんです」
ということだった。
気配りができる、繊細な人を
そこに据えて、それを理解して
フォローするのだそうだ。
というわけで、
「旅人」を会社で使おうとするには
けっこうな気遣いと工夫がいると
思われる。
だが、多様性のある人材を望むからには
それを覚悟して、投げ出さず
向かい合って欲しい。
社会の中にいる
多様な人材を多用に活かせるのは、
とても豊穣な社会だと思うから。