今日は、イベント二つ掛け持ちで
疲れ楽しかった。

そこでたまたま出会った人たちの
発言がリンクして面白かったのは、
夏のこの時期だからだろうか。

午後から陽岳寺さんというところで
無料参加可能なナツマツリをやっていた。

面白い試みを色々されていて、
檀家すごろくという、取りようによっては
不謹慎なw ゲームも体験。
(すごく可愛くて楽しくて欲しいのだけど、
1万円くらいするんだよなぁ)

四人のお寺さんが
場にある檀家さんを取っていって、
最終的に場の檀家さんが無くなったときに
一番檀家さんを多く持っている人が勝ち。
ある条件が揃うと
「諸行無常カード」を引かなければならず、
住職が不祥事を起こして檀家さんが半分に
なったりする(笑


その陽岳寺の住職さんが
「浄土すごろく」という江戸時代のすごろくの
絵解きをしてくれた。

その時に言っていたのが大意こんなこと。

「そもそも死んだ後の地獄とか仏教の元々の
教えとはちょっと違う。
でも、死後の分からないことを説かないと
今の生に向き合えないものなんだ」と。

この考え方、うん、とても共感します。
(僕は別の方法で語りたいのだけれど)


そして夜には、藤本さんと組んだ
「質問の達人ワークショップ」。
藤本さんもアイスブレイク用に
かなり大部な質問カードを作ってくれて、
自己紹介+一つ変わった質問に答える。

その後の交流会で、ちょっと別の
アイスブレイクカードを使ったのだが、
その内の一つが印象に残っている。

「あなたが不思議だなー、と
思うことはなんですか?」

これへの答えが、
「人はいつか必ず死んでしまう。
でも、こんな大事なことを考えないで
生きている人がけっこうたくさんいる。
特に若い人はそうかも知れない。
そのことが、不思議」と。


今は死が隠されている社会ではある。
だけど、少し大人になれば死という
現象については理解する。

そう、だけど。
死が自分にとってどういうものなのか、
考えること。
これなくして、生きているとは、
言えない。

それには必ずしも宗教が必要な訳では
無いのだが、
宗教こそはずっと理由について考えて
きたのだ。
だからこそ、間違えた使い方をすると
はまり込んで、その人自身が
いなくなってしまう。

正しい使い方についてはいずれ書くけれど、
まずは問うことである。

人生を日に換算すると3万日しかない。
30000÷365は約82年だ。
今日あなたは、1/30000日生きた。
そして、1/30000日死んだのである。

そのことを理解しているだろうか?
と、まずは問うべきなのだ。