最近、高額商品、または
高単価セミナーについて
よく記事で見かけるので、
書いてみる。


「価値」というものについての
エクササイズだと思うと良い。


個人起業の塾で、
特にコンサルやコーチは
高単価の商品を作る事が必要と
言われる。

理由は明確で、
「その人しかできない仕事」
を売る場合、
人の時間が限られている以上
売れる量が限られてくるので、
そうせざるを得ない。

そもそも集客というのは
大変なもので
1時間1万円の商品で月に100万円
稼ぐためには
毎月100人に買ってもらわねば
ならないのだが、
10万円の商品であれば10人に
買ってもらえば済むわけだ。


さて。
ある商品を値上げしないのかと
聞かれて、
「私はシングルマザーのお母さんを
助けたいので、買える額にしたい」
と答えた人がいる。

これはこれで正しい。

きちんとお客さんが集まって、
それが回っていくような商品を
作れるのであれば、そういう選択も
できる訳だ。


ここで勘違いしてはならないのは、
個人起業家は値段を上げるべき
なのでは、“無い”。

そうではなくて、
「高くても買いたい」と言われる
ものを作るべきだ、ということなのだ。

それは例えば
トヨタ自動車がレクサスを作ったときに、
車自体は数百万円で作れるかも知れないが
付加価値を高めて、1千万円の車を作った
のと同じことだ。

トヨタ車は元々、特に白の外装色には
自信を持っているが、
レクサスはコートを数層更に重ねて
深みのあるカラーを作っている。
他にも本革や本物の木材を装飾に使い、
空間のデザインを設計している。

そのように、
既存のものの値段を上げるのではなくて
高付加価値のものを作る、つまり
自分の価値を社会で上げる必要がある
ということなのである。
(会社員をやめたければ、先にそれを
やった方が良い)


そして、そのようにして経験していった
ことが、低単価のものに反映されていく
ことは十分にあり得る。

コンサルタントであれば、本やメルマガ
など、情報発信の質が上がっていくだろう。

もちろん高いものがいいものとは限らないが、
希少価値があったり、生の素材に近いものは
値段が高いことが多い。

自分の価値を上げるのにも高額の物を
仕入れられるという事は大切なわけです。


ただ自己投資すれば良いという訳ではなくて
やりたい事に向けた戦略は必要になります。
そこはやはり、慎重に選択する必要がありますね。