腕時計王☆女子部

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繊細で美しいレディスのアンティークウオッチ情報をお伝えしていきます。
運命の1本に巡り会うために。

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お盆ウィークも終わり夏後半、皆さん、いかがお過ごしですか?

私は……、
依然続く夏の暑さを、ひっそり静かに、やりすごしています(^_^;)

暑さへの感度も想いもさまざまな夏ですが、
夏の風流な装いといえば、浴衣を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

浴衣に身を包む女性の艶やかな姿は、
夏の一服の清涼剤の如く、風情のある美しさを漂わせます。


浴衣を着るとき、
女性の皆さんは、どんな時計を身につけていますか?

普段使いのカジュアルウオッチやお気に入りの新作ウオッチを身につけて
「なんだか、バランスが悪いなぁ~~」
と感じたことはありませんか?

実は最近、取材をしながら
アンティークウッチの落ち着いた質感や華奢な雰囲気は
「浴衣や着物によく似合う!」と気づいたのですv(^-^)v

そこで、今回は浴衣を引き立てるアンティークウオッチを
レコメンドしたいと思います。



【涼しげな藍地の浴衣は、白色金の時計で品よく】

しっとりとした色香が香り立つ藍色の浴衣には、
藍の深さが際立つ、白色金の時計を。


ロンジン 1960年代製 14YWG 税抜価格28万円

ベルトはできるだけ華奢に、手元にそっと触れるぐらいの存在で。
代わりに、ダイヤモンドを敷き詰めたケースの静謐な煌めきが
優美な女性らしさを、さりげなく主張。

主役となる浴衣を邪魔しない
慎ましい美しさが、大人の女性の聡明さを映し出します。



【華やかな色の浴衣は、ゴールドの時計で優雅に】

幸福感に満たされる桃色や藤色、水色など明るい色の浴衣には、
ラグジュアリーなゴールドの時計を。


ブローバ 1940年代製 14KYG 税抜価格10万円

ピンク・イエロー・ブルーがマーブルに入った
スリーゴールドケースは、浴衣や帯の色に合わせやすく
身につけたときの華やぎ感、高揚感もひとしお。

丸みのあるケースフォルムも、
小さな宝石の如く、可憐な愛らしさ。

軽やかな紐ブレスには、
手首をほっそり見せる美力も秘められています。



【個性的な柄の浴衣は、紐ブレスの色で愉しむ】

古典柄や縦縞などの柄を描く浴衣は、
紐ブレスを自分流にアレンジし、個性を発揮。


ブローバ 1950年代製 YGGF 税抜価格8万5000円


ユニークなケースデザインとともに、
浴衣や柄の色に合わせてブレスの紐を選ぶ愉しさも
アンティークウオッチならではの魅力。

実は私が、和装とアンティークウオッチが似合うのでは?
と思ったのは、紐ブレスと帯紐に
“ライン状のアクセント”という共通点を感じたのからでした。

帯紐と時計の紐ブレスのテイストや色を合わせることで、
和洋折衷を粋に演出できると思うのです。



写真のような鮮やかなカラーの紐を、着物の色や柄に合わせて使うのも素敵。


日本の伝統美である和装と、
時代を経て受け継がれてきたアンティークウオッチの根底には、
同じ“美のDNA”が存在しているように感じます。

夏の終わり、浴衣を纏う日には、
手元の時計にも、女性らしいエッセンスを投入してみてはいかがでしょう。

取材協力/シェルマン