話すと長いっ🗣💬
ので、、、その前に
まだまだあった不思議な話もしようと思います。
イマイチ書く術が分かりませんが
格闘しながら話を進めたいと思います...
まだ私が幼稚園に入るか入らないかの頃、
夜寝る時は、母、兄、私(姉途中参加(実は従兄弟))
の、順で川の字になって寝ていた。
兄は母を独占している。
妹の私はいつも羨ましいと思っていた。
私も母の隣で寝たいと言っても無駄であり、
余計な労力になったので、諦めていた。
ようやく眠りにつく頃、耳元に水の音が聞こえてきた。それは段々と大きな音をたて、次第に見えるようになってきた。
社宅の寝室は、天井近くに砂壁が40cm程あり
その下は普通の白い壁だった。
(触ると手にキラキラしたものが付着する)
すると、そこに滝が見えてきたのだ。
何がなんだか分からずじっと見ていたが、
段々と音が大きくなるので、怖くなり母を呼んだ。
目を開けていても見えるそれは未だになんだったのかは分からない...
そこに向けて指を指し、『お母さん!滝!滝が見えるよ!』母にはもちろん見えていない。
いくら説明しても、大丈夫だから寝なさい。
としか、言われなかった。
そうこうしてる間に隣の部屋は襖で繋がっているのだが、その部屋の向こうの窓から兵隊さんが並んで横切って行った。
ざっざっざっざっ...
一体どこへ行くんだろう?
あ!危ない!そっちは窓だよ!
そう思ったけど、寝室の窓へ消えていった。
時々訳が分からないのはマネキンが何体も通ることだ。もう、夢ってことにしよう。
誰だってそんなおかしなものを見たらそう思うしかないだろう。
幼稚園に入る前は本当におかしなことばかりだった。
父が十二指腸潰瘍で入院していたことがある。
とても古い病院で2階の病室までの道は、レトロな木の階段だった。踊り場がとても広く、私は舞踏会に来たお姫様を想像していた。
この時、母が病室へ行くことを知っていたので
私は逃げ出した。
とにかく、家から出たかった。
この病院の近くに叔母の家があるのを知っていたからもある。母の妹はガス屋を営んでいた。
私は叔母が大好きだった。
いつま優しくて、面倒見が良いのでこんな"悪い"
私の事も可愛がってくれたのだ。
そのガス屋に私はありえない速さで向かった。
気がついた母が追いかけてくる。
まるで、鬼に追いかけられている気分だった。
絶対に捕まりたくない!
しかし、叔母の家なので絶対に捕まる。
それでも匿って欲しいと思ったのだ。
ガス屋に到着し、叔母とおじさんは驚いていた。
『助けて!』
母が私の足首を掴んで逆さまにした。
おじさんも驚いて、まぁまぁ、話を聞きましょうよ。
そう言ったのを覚えている。
叔母も、『さっちゃん、やめなよ、可哀想だよ!』
そう言って説得してくれた。
母は、『憎らしい...』と言った。
また、私は傷ついてしまった。
ただ、心配して欲しかっただけなのに。
やっぱり愛されてない。やっぱりだ。
そんなことを繰り返してたのかも知れない。
こんな目にあっても、私はいつもニコニコしていた。
私にとってはこれが当たり前だったから
愛されていないという言葉を
頭に浮かべなかったし、浮かんでこなかった。
知っていながら、知らないふりをしていたのかもしれないが、今となっては分からない。
そんな日々を送っていたある日、私の電池は
突然切れてしまった。
『死にたい...。』
突然そう思った。
それは、遊びから帰って来る途中、
土砂降りの雨に打たれながら、ふと見上げた前髪のせいかもしれない。
その前髪に滴る雨水が涙のように見えて、
家に帰ろうという気持ちが
フッと、ロウソクの炎を吹き消すかのように...
足は地面にのめり込み、一歩も動けなくなっていた。
私は一体どんな顔をしているのだろう?
暖かい雨と、冷たい雨が一緒に頬を伝わるのを感じるだけ。
もう...だめだ。
分からない。なんでここに居るのか分からないよ。
どうしてそう思うんだろう?
どうして、違和感を覚えるのだろう?
疲れた...
私は空を睨んだ。
物凄い土砂降りで、周りの音はみな
掻き消されている。
小さな声で言った。
『神様。もうやめたい。お空に帰りたい...。』
私は泣き叫んでいた。
心の中で。
それでも暖かい雨が伝わるのは分かる。
『神様、お願いします。連れて行ってください。』
私の中に静かに、静かに、雨は降る。
外は大雨。

