ホワイトフードは厚生労働省が発表した平成24年度の33万件の放射能検査結果から、セシウムが検出された牛乳を抜き出し、日本地図に表示をしました。
放射能による発がんリスクが30才成人の3~4倍影響を受けやすい子どもと妊婦さんのご家庭にとって、どの地域のどのような食材が放射能を検出しているのかを、分かりやすく把握していただくことを目的として作成しております。(当初は学校給食向けの資料としてつくりはじめました。)
■牛乳の放射能検査地図(市町村別)
牛乳の放射能検査地図(県別)
厚生労働省発表のデータは平均の検出限界値が10ベクレル/kg前後と高めに設定してありますが、東北から南は静岡県にまで検出されています。これは氷山の一角であると考えた方が良いかも知れません。
特に上記のグラフはセシウムで検出したものだけを表記しております。骨に吸着し白血病や骨のガンになるリスクが高いと言われているストロンチム90に関しては、国の方では検査に力を入れていない状況です。
チェルノブイリ事故後、ベラルーシの学校給食の牛乳は放射能測定は放射性セシウムだけでなく、ストロンチムも検査していることを考えると、日本の学校給食も両方検査しないといけないのではないかと考えています。
ストロンチム90は一度骨に吸着してしまうと、排出するのが難しく、吸着したところで放射線を出し続けるので、子どもにとっては脅威なのです。チェルノブイリ博物館の資料によると、通常の半減期 29年、体内から20%出すのに、6年間もかかります。
消費者向けでセシウムとストロンチムを検査して牛乳販売しているのは、今のところホワイトフードだけのようです。
県ごとのデータは下記URLでご覧いただけます。
情報ソース:牛乳の放射能検査地図、ホワイトフード