※お知らせ
3月8日(火)は、セミナー参加のため、
休診とさせて頂きます。
お問い合わせ・ご予約のお電話に出られないことが
ありますので、よろしくお願い致します。
さて、先日の東洋医学講座の様子を、主催者である
アロマセラピーケアルームJupiterの中村さんが
ブログに書いて下さいました(^O^)
http://ameblo.jp/aroma-jupiter/entry-12134495389.html
治療家として、目の前の患者さんを治すことはもちろんですが、
身体の知恵をお伝えしていく事も、大切な役割ですね。
あらためて、皆さん、東洋医学に
すごく興味おありなんだなーっと認識しました。
具体的なお話にも耳を傾けて下さっていたので、
これからはもう少し突っ込んだ事も、どんどん
お伝えしていこう、と思いました。
では早速そんな話を。
春になり、患者さんたちの脈も、
深いところから、待ちかねたように浮き上がってきました。
立春の後くらいから。毎年これで「あ、春か…」と感じます。
五行でいえば、春は「木」。
木々が一気に芽吹くように、春はエネルギーを上に突き上げます。
何か始めよう、外に出よう、そんな活動的なエネルギーです。
春の五臓の配当は「肝」。
自律神経系や免疫系、イライラ、アレルギー系統に不調が出やすくなります。
元々肝が弱い体質の方、目を酷使される方、
緊張が強い方は、体調を崩しやすい季節。
冬場に、レジャーやお仕事、暴飲暴食、睡眠不足などで
気力体力を消耗された方、
ひどく冷えを溜め込まれた方は、
五行の相生関係(お助け役)にある腎が弱っていますので、
春先の肝の暴走を止められません。
肝の働きである身体の巡りが滞り、
エネルギーが上がったまま下に下がらないので、
のぼせ様の上半身の症状が出やすくなります。
エアコンで暖房つけたら、部屋の上だけ温かい状態ですね。
花粉症もその1つです。
暴飲暴食、お酒や、ストレス・怒りなどで、
特に熱が溜まっている人は、
熱の放出現象である目の痒みがキツくなります。
冷えや水の巡りが滞っている人は、鼻水がドバドバ。
(目の症状がキツいか、鼻水がキツいかで、身体の状態も違いますね~)
(ちなみに、秋口の花粉症は、肝ではなく、
脾の弱りが絡んでくるので、ちょっとメカニズム違います)
鍼灸でも花粉症は緩和する事が可能ですので、
ご相談下さい。
肝の熱を取り、余計な水邪を取ると、症状が大分楽になります。
眠くてたまらない、お薬の量も減らせたりしますので。
食養生としては、香りのつよい食材で、気を巡らせます。
セロリや紫蘇、セリなど。
特に紫蘇は、香蘇散という漢方にも使われる食材で、
気のつまりを巡らせてくれます。
痒みが強ければ、苦みのある食材で、余計な熱を取るのも大切。
菜の花とかふきのとう、いいですね(^_^)
あとミントなんかも。清熱作用といって、熱を冷ましてくれます。
鼻に通じる肺の機能も助けたいので、玉ねぎやニラもいいですよ。
でも、冬場の養生も、大切なんですよ~。
とにかく花粉症は疲労大敵!
って、お正月にしこたまお酒飲んじゃった私が言うのも何ですけどね…(;^_^A