昨日は、初のアメンバー記事を書きました。
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さて、治療の時に「先生はどうしてこの道に?」と
聞かれることがあります。
実は鍼灸学校に入った時は、まだそんなに大きな志を抱いていたわけではありませんでした。
ですが、東洋医学を勉強するうちに、どんどん惹かれていき、
自分が救われていったからこそ、今もこの仕事を続けています。
なかでも、私の原点になるような体験があります。
20代前半、鍼灸学校の学生だった頃、
日光に一人旅に出かけた時のこと。
その頃の私は、自分の事が嫌いで仕方ありませんでした
勉強も仕事も、上手く出来ない自分、
思い通りにならない不快な身体、
しんどいばかりの人間関係…
「どうして自分はこうなんだ 」と、いつも憤りを感じていました。
自然や神社仏閣を訪れた時だけ、
そんな辛さから解放される気がして、
夏休みに興味のあった日光に出かけたんです
パワースポットという言葉の通り、
山奥の厳かな空気に触れ、私はとても癒されていました。
人気の少ない場所で、
「自然っていいな、好きだな…」
そう思いながら、木々の隙間から見える青空 と、
気持ちよさそうに飛ぶ鳥を眺めていました
その時、ふと、
「あ、私も自然なんや」
と気付いたのです。
人間も自然の一部、心も、身体も自然の働きの一部。
私が空や山や鳥という「自然」を愛しているなら、
自分という「自然」も同じように愛せるじゃないか。
そこからです。自分を愛する感覚が生まれたのは…。
自分が迷っている時、苦しい時は、
いつもあの日光の空と、その時の感覚を思い出します。
東洋医学は、人間を小さな自然と見て、
そのバランスを整えていきます。
人間の心と身体は、四季に合わせて変化し、
環境とのバランスを保ちながら、動き流れる存在。
人も自然だという東洋医学の考えは、
「どうして思い通りにならない」
「どうしてすぐに治らない」「どうして私だけこんな目に」
という辛さから、自分を解放してくれるんですよ。
自分という自然を愛し、大切にすること。
それが東洋医学の治療です。
皆さんに心からお勧めしますよ お悩みの方は、ご相談くださいね。